ThinkPad T550 3K液晶モデルの長所・短所
(日本語キーボードも選べます)
【この機種の立ち位置】
色再現性に優れたノートPCが欲しいなら現状、
14型以下はdynabook R63(など東芝13.3型FHDモデル)、
15型以上はこのThinkPad T550 3K液晶モデル(15.5型)でキマリです。
3K(2,880×1,620px)液晶ですからクッキリ表示は勿論で、
色域はsRGBにほぼ一致しガンマも自然です。
見る角度によって色変化せず(低反射IPS)
コントラストも充分で(粉飾なしの1,000:1)、
ギラ粒感も無いので目が疲れません。
パネル供給メーカーがPanasonic1社なので品質のバラツキも皆無です。
液晶以外のユニークな点は
・大画面+米軍規格の堅牢設計なのに薄さ22.45ミリ、2kgちょっと
(タッチパネル非搭載+SSD+最小バッテリ構成時)
・最小バッテリ構成で15時間駆動
(JEITA 2.0。しかも再起動なしでリアバッテリを交換可能)
・24時間稼動にも耐えうる排熱・静音性
・周辺機器や電源に一発接続できるドッキングステーション(別売)
想定されるユーザー層は「写真編集や動画を綺麗に見るのに妥協はしない、
自家用車での持ち運びも頻繁」って人達でしょう。
【その他、特徴】
・ディスプレイは180度まで開くので色々使い回せる
・ホームポジションに手を置いたままマウス操作できる「トラックポイント」
(殆どのアプリで横スクロールまで可能)
・Win7選択可
・GeForce 940M(専用メモリ1GB)選べば、軽設定でゲームも出来る
・USB 3.0×3ポート
【短所・注意点】
コレ程の解像度となると使用アプリによっては、
表示くずれや字の小ささ調整できなかったりはあるでしょう。
(この色再現性を誇る3K液晶が無かったらT550を紹介しませんが)
ドッキング環境が充実してるのが救いですが、
・DVDドライブ非搭載
・SDカードの速度が出難い
・本体からのディスプレイ出力はHDMIじゃなくMiniDisplayPort
辺りも割り切ってます。あと
・動画編集を素早く終了させる4コアCPU選べない
・14型以下と違ってテンキーあるので、ホームポジションが中央に来ない
(視野角が広いので画面の視認性自体は問題ないのだが)
も悩み所です。
【直販でのお勧めカスタマイズ】
Win8.1以降なら「メモリー」は8GB以上がお勧めです。
4GB時に比べてグラフィック割り当てが倍増します。
「ハード・ディスク・ドライブ」は
最小構成で注文して東芝SSD等に交換する人も多いでしょう。
「リア・バッテリー」は6セル選ぶと1センチ3ミリ下へ出っ張ります。
(筐体が厚くなる)
「ワイヤレスLANアダプター」は価格差ありませんから
「インテル Dual Band Wireless-AC」を選びましょう。