ThinkPad Z13の長所・短所

Posted 2022年9月5日 By Takao Matsushita

【この機種の立ち位置】

◎13型Think唯一のフルサイズキーボード。それギリギリなコンパクト筐体

13.3型ですがA4判に収まり、奥行は1cmも余裕です。
薄さも天板込み1.4cm無く、イヤホン端子がやっとです。

Think最軽量のX1 Nanoとはコンセプトが異なり、
13.0型のNanoより筐体は寧ろ小さく、
NanoやXPS 13 Plusより薄いです。

解り易い高級感。剛性も文句なく、米軍規格なんか余裕でクリア!

筐体の大部分がアルミ製で、パームやタッチパッドは艶消しガラスです。
樹脂は底面カバーと画面枠にあるだけですし
ボディ4角が丸いのも、Thinkらしからぬデザインです。

CPUのベンチマークも、モバイルではトップクラス

ThinkPad T並みのピークパワー持久力はありませんが、Cinebench R23マルチなら
Ryzen 5の計測でもX1 Carbonのi5-1250P構成を26%上回り、
XPS 13 Plusのi7-1260P構成、超高パフォーマンス設定に迫るスコアです。
コレがRyzen 7構成の計測になると、更に2割増しと圧巻です。

グラフィック性能はRyzen 5ですと、Ryzen 7より3割低いですが
高速メモリの恩恵で、ゲーム以外ならインテル競合には劣りません。

ちなみにCPU、GPUとも
Maxパフォーマンス設定(立ち上がり55W、のち22.5W動作)でしたら
バッテリ駆動でもスコア変わりません。

バッテリ持ちはRyzen 5構成でWEB閲覧して、輝度150cdなら14.4時間

輝度最大でも10.4時間です。容量51.5Whは特に大きい訳でもありませんが、
最大輝度アイドル時の消費電力がクラス最省ってのが効いてます。

◎騒音は設定によらず、低負荷なら無音。ファン回る用途も概ね静か

(ファン2基だが直径は最小クラス)

Ryzen搭載の盲点を克服。Thunderbolt対応まで謳う最初の機種

(Wi-FiもQualcomm製。Thunderbolt 4×2で充電兼用)

◎最小構成でもメモリ16GB+SSD 512GBと充分。本体22万~はお買い得

(US価格に円安分を上乗せしてない目玉機種。投稿時クーポン適用価格)

画面は以下の3種

WUXGA(1,920×1,200px)、非光沢IPS、タッチ無し(3社供給)
タッチ有で低反射光沢な以外は①と同じ仕様(3社供給)
2.8K(2,880×1,800px)、光沢、OLED、タッチ有、DCI-P3 100%(2社供給)

から選べ、私が拝見した①は
色域がsRGB 97%、最高輝度が380cdで
コントラストと応答速度は標準的でした。
ギラ粒やチラつき無く目も疲れ難そうです。

①②はパネルメーカーがそれぞれ3社あり、個体差は否めませんが
コントラストと応答速度が多少違う程度でしょう。

投稿時点でのラインナップは

アルミ天板、側面ともグレー+画面① or ③+Ryzen 7 or 5
・人工皮革「クラリーノ」天板が黒で側面がブロンズ+画面②+Ryzen 5

となってます。

【その他、特徴】

〇本体重量はタッチ無しで1.19kg、有で1.26kg

〇キーボードはストローク1.35mmと浅いものの、タッチは現行13″じゃマトモ
(触れば判る高コスト品。キートップも凹んでて指にフィット)

〇スピーカーは机に置くのがベストな底面配置。2W×2で音質も悪くない
(X1シリーズやXPS 13 Plusには敵わない)

〇高解像度なのにF値2.0の明るいカメラ

〇僅か1時間で0⇒80%まで急速充電可

〇キーボード内に指紋センサー搭載

【短所・注意点】

トラックポイントに物理ボタン無し⇒ユーザ刷新でイメチェン捗るw

中央の突起で左右のボタン領域が判る様にはなってますが、
「9年前の黒歴史」と異なるのは、感度や反響が調整できる事と
極薄ボディによる必然(諦めとも言う)でしょうか。

△この薄さなら当たり前だがUSBフルサイズ、HDMI無し
(SDカードスロットも)

△長時間エンコだと、キーボード中央や底面奥は45℃になる事も
(パームは体温以下。側面排気じゃない今時のモバイルなら寧ろ多数派)

△ThinkPadでは珍しく、ディスプレイが135°までしか開かない
(100°までは片手で開くので、個人的にはその恩恵のがデカい)

△バッテリ持ちはOLED構成だと半減

△通常は問題ないがPCIe 4.0のSSDにしては、大容量ファイルのコピー遅め
(これまた個体差かも。ちなみに、SSD交換で底面を開けるにはヘラが必要)

【直販でのお勧めカスタマイズ】

一般的にはRyzen 5で充分ですし、Ryzen 7 6860Zだと2.2万円増ですが
6860Zはこの機種専用プロセッサなので「限定モデル」って響きに弱い方は
検討に値します。

メモリ容量も本体購入後の変更不可なので、
グラフィック目当てでRyzen 7選ぶのであれば
2.6万増の32GBも無駄にはならんでしょう。

SSDは512GB⇒1TBに5.7万増なので、我々庶民に選択の余地はありません。

詳細画像はコチラ(レノボ公式ページ。限定クーポン有)