ThinkPad X260 FHD液晶モデルの長所・短所
【この機種の立ち位置】
「開けばそこがオフィスになる」作業性重視のリアルモバイルです。
具体的には、
◎設置面積がA4判にほぼ収まる12.5型で米軍規格の頑丈設計(薄さ20.3ミリ)
◎一覧性(FHD)、視認性(非光沢IPS)に優れ9万円ちょっと~買える
画面は最高輝度320カンデラ、コントラストも充分で屋外でも使えます。
ギラ粒やチラツキは無く、屋内でも目が疲れません。(ただし発色は控えめ)
ディスプレイが180°開きますから仰向けのラッコ姿勢も快適です。FHDでも
薄型ノートでコスパ最強のCore i3選べたり、
ストレージも2.5インチなので無駄がありません。
◎ホームポジションから手を離さずにマウス操作できる「トラックポイント」
殆どのアプリで横スクロールまで可能です。
キーボードも横ピッチ18.5ミリ、ストローク1.8ミリと違和感は最小限です。
キーボードはバックライトの有無、配列で日本語/英語を選べますが、
タッチフィーリング重視なら「バックライト無し」、
Enterやスペースキー形状重視なら「日本語キーボード」がお勧めです。
◎基本的に静音性重視。SSD搭載だと低負荷時は殆ど無音
◎Win7選択可
Win7選択した場合にはWin 10メディアを無料請求できます。
Win7のまま最長で2020年1月まで使えます。
◎フロントバッテリ(固定式3セル)搭載を選べば稼働中にリアバッテリ交換可
◎周辺機器や電源と一発接続できるドック有(別売)
◎開発を大和が、最終組立を米沢が担当する「Made in Japan」モデル
【その他、特徴】
○内蔵ストレージは9.5ミリ厚まで搭載可能
保守マニュアルが公開されててストレージ交換も容易です。
一方、メモリは最大16GBですがスロットは1つです。
Win10で使うならメモリ8GBで注文するのが一般的でしょう。
(メモリは高速規格のDDR4採用)
○本体にUSB 3.0×3ポート
【短所・注意点】
△Core i7やi5選択が活きる用途には排熱・静音性が充分とは言い難い
△SDカードは高速規格のUHS-Ⅱに非対応
△DVDドライブ非搭載(このサイズでは寧ろ普通だが)
本体重量はバッテリ「3+3」セルのSSD搭載時に1.43kgですが、
それに近い構成でのバッテリ持ちが8.4時間(Core i5+HDD搭載時のJEITA 2.0)
と凡庸です。
リアバッテリには6セル(72Whか47Wh)も装着できますが、
6セル装着だと本体底面下へ1.3センチ出っ張る(キーボードに傾斜つく)
ので見た目や鞄への収まりが極端に悪化します。
(6セル2種では、外寸同じで重量差わずかなので72Wh一択)