HP Spectre x360 15(2019)の長所・短所
【この機種の立ち位置】
①15.6型で360°回転ヒンジの4スタイルPC
②画面は200%表示で美文字まで両立する4K。発色も充分
③6コアi7+GeForce 1050Tiの性能を引き出す両横排気
④4スピーカー搭載(配置はキーボード上段と底面でバランス良好)
⑤筆圧や傾きまで検知するペン付属(Microsoft Penの充電式)
⑥細部に至るまでの高級感も、HP上位ブランドならでは
順に補足して行きます。
変形15.6型は
大画面なのに場所とらないテントモードが便利でして、
スマホからテレビまで色んな画面と比べても
至近距離で動画みるのに最も丁度よく、
「最強のコタツトップ」になり得ます。
正直4Kノートの動画再生で、
立体感やら視界の広さまで味わうには17.3型がベスト
だと思いますが、一回り小さい15.6型でも変形PCなら
トータルな動画体験で劣りません。
(大画面で見る4Kエロは、とりあえず背景に気が散るw)
この機種は表示品質でも、
屋内で動画みるのに過不足ありません。
(光沢IPS、sRGB比96%、最高300cd級、ギラ粒なし)
グラフィックはノート版1050Tiですが、前モデルや同じく変形15.6型
のXPS 15 2-in-1に搭載されるRadeonよか無難かつ広範囲に使えます。
大型ノートでは珍しく
・筐体⇒削り出しアルミ
・画面⇒ゴリラガラス
と高級外車を思わせるコストの掛け方してますし、
薄さもノートで閉じて1.9-2.1センチとまずまずです。(2.17kg)
【その他、特徴】
〇情報収集、文書作成で9時間前後のバッテリ持ち
(充電も僅か30分で0⇒50%)
〇プロセッサ以外の駆動スペックも充分
(SSD 512GB or 1TB+メモリ16GB+Win 10 ProでmicroSDも高速)
〇無難に使えるキーボード
日本語配列でストロークも1.55ミリと違和感ありません。
光沢画面ですし専用設計のこの機種ならテンキー要らない
気もしますが、他社15.6型からの乗り換えにはスムーズですし
キーボード横に余白ないと使ってる姿がカッコ良く見える
んですよねぇ。
キータッチ重視なら、
少なくともXPS 15 2-in-1は選び様ないっすわ(笑)
〇USB 3.1はフルサイズ×1+Thunderbolt 3×2
(弟分の13.3型と違って電源端子は別にある)
〇大型テレビに4K@60Hz出力できるHDMI 2.0装備
〇認証センサーは顔と指紋の2通り
〇側面にカメラ回路のON/OFFスイッチ有
〇Office有無えらべて無駄なし
〇マカフィー1年分付属
〇使い方の無料相談も1年と充分
〇メーカー保証の延長は、本体購入後1年以内でおk
【短所・注意点】
△DVDドライブ非搭載
冷却ファンは、排気口ごと計2基搭載ですが
フルHD再生くらいまでの普段使いなら充分に静かです。
一応、排熱や静音などモード選択できますし
順当なベンチスコア出すだけマシな機種とも言えますが、
高負荷だと騒音は大きくキーボード面も40℃超えてきます。
メーカーページじゃクリエイター向けだの液タブだの
って文字ばかり踊りますが、長編動画を頻繁に編集する人が
タワー代替する程のノートとは言い難く、筆圧1,024段階じゃ
液タブ並みの書き心地を期待する人も居ないでしょう。
しかし裏を返せば、この機種で実装してる付加価値には
普通に使ってて理解し難い、無駄な装備が殆どありません。
XPS 15 2-in-1みたいな気難しさも無いですから、
「今使ってるノートで特に不満ないよ」
って人にも体感できる先進性を、スタイリッシュに凝縮した
「隠れ高コスパ機種」と言えそうです。