ThinkPad E595 FHD液晶モデルの長所・短所

【この機種の立ち位置】

今時のホームノートに求められる最低条件、すなわち

①見る角度によって色変化しない広視野角IPS液晶
(この機種は視認性に優れる15.6型非光沢)

②マトモなキータッチ
(高コスト品を載せられるのは、上位シリーズ売れまくってるお陰)

無線LANにインテル2×2選べる

④応答性(NVMe)と容量(2.5″)を両立するデュアル・ストレージ

を満たす、最安ノートです。この機種は更に、

◎低コストながら性能は劣らないRyzenプロセッサ採用
(Ryzen 7に至っては、同筐体のCore i7からベンチ3割増)

ホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」
(ThinkPad共通。殆どのアプリで横スクロールまで可能)

◎HDD非搭載ならFHDでも9.3~9.8時間のバッテリ持ち
(それぞれRyzen 3、Ryzen 5構成のJEITA 2.0)

◎他の激安ノートと比べるのが失礼な、米軍規格の頑丈ボディ
(天板もアルミだし本体薄さ2cm足らずと、見栄えも悪かない)

ここ数年は5~10月の半年もの間
午後の落雷を心配しない日のが少なくね?って程でしたから、
バッテリ駆動でも作業効率おちないノートは最早
タワーPCの使い手さんにも必需品となりました。

この機種は2.5″をHDDでしか注文できませんが、
無しで注文しても取り付け金具に困りませんから、
そこへもSSD入れりゃバッテリ持ちまで両立を図れます。

【その他、特徴】

〇高出力スピーカー搭載(2W×2)。アプリや設定による伸びしろ有

〇65WのACアダプタなら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(ポータブルなHDDや光学つなぐ人は余裕ある65W一択)

〇外付モニタへ4K@60Hz出力可(メモリ8GB以上+USB-C経由で)

〇USB 3.1も必要充分。フルサイズ×2+Type-C(電源兼用)×1
(その他にUSB 2.0も有。AMDモデルゆえThunderboltは無し)

【短所・注意点】

×指紋センサー選べない(直販の「無し搭載」って表記えげつなw)

△バッテリ交換は分解作業
(従来Thinkよりストレージ交換の手数が多いので要注意)

△DVDドライブ非搭載

×FHD選んでも表示品質に個体差。いずれも発色は薄い(sRGB 60%前後)

パネルの供給元は常時、3社前後でして
競合させてのコストダウンはThinkPad下位モデルの常套手段です。

しかし傘下のNECや富士通も下位モデルには
このレベルを光沢武装してるだけですから、
お手元に届いたE595のパネルに不満を感じた場合も
ミヤビックス(低反射えらべて簡単に貼れるフィルム)
で概ね解決するハズです。
(コントラスト向上とギラツブ軽減。フリッカは対策が要る程の輝度が無い)

×天板とじると排気が塞がり、性能を発揮しない

外付モニタでの運用も考慮されたThinkPad上位シリーズには
有り得ないこのレイアウトも、
今時の他社ノートなら珍しくありません。

しかし他社の場合
そういうスタイル優先の機種には綺麗な液晶も載ってる訳で、
E595メインで使う場合みたいに外付モニタ欲しくなったり
その邪魔になったりが無いのです(笑)

Ryzen採用で身近になった14型Tシリーズとの比較
E595⇒T495「省電力」FHD液晶モデルとするメリットは

〇タワー代替から持ち歩きまで、圧倒的な守備範囲
(冷却ファンは少ない回転でEより冷え、モバイル性は比ぶべくも無い)

〇非光沢液晶ながら色再現性・コントラスト共、まるで本物

〇最小構成のRyzen 3でも、T495のは4コア
(なので無理してRyzen 5以上を選ぶ必要なし

逆にデメリット(E595に留まる理由)

×画面が一回り小さい(15.6⇒14型)

14型にはテンキー無く
ホームポジションで画面を直視できますから、
作業中の視認性ならT495も劣りません。

×2.5″ストレージ載らん

デュアル・ストレージ可能でE595に魅力を感じてる方が
不便なのは否定しません。

しかし純正ドック多数のThinkPadなら
電源や周辺機器との一発接続も安心ですから、
ご検討の余地はあんじゃないかと。

×Eシリーズ目線だとTとの差額は未だ、大きい

私も激安って言葉に弱く、
壊れ難いThinkPadなら無駄にもならんだろうと
この15年、少なからずRやEといった低価格シリーズも買って来ました。

しかし振り返ってみると例外なく、2年以内に買い換えてます。

コレがTシリーズ買った場合ですと、表示品質や冷却系などは
2年後のEに負けないので陳腐化しませんが、
陳腐化したEには買い換えを後押ししてくれる効果がある為だと
自己分析しています。

【E595のお勧め構成】

鉄板はズバリ、

・Ryzen 3(E595のは2コアですが)
・メモリ8GB(4+4)
・1TB HDD
・128GB SSD
・FHD
・65Wアダプタ
・インテル無線

です。これ以上スペックUPするなら上記Tシリーズお勧め致します。

E595の最新価格はコチラ(レノボ公式へ。当サイト左欄クーポンお忘れなく)