XPS 13 2-in-1(9310)の長所・短所

(外装「白」も画面枠は黒です)

【この機種の立ち位置】

①13.4型でもボディはA4判×極薄(14.35mm)な4スタイルPC

②画面は一般的ノート(16:9)比較で縦が14型相当、横が13.3型相当
(の16:10。一般的13.3″を文字サイズそのままで縦に一覧性だけ拡大)

③省電力かつ3Dゲームにも手が届きそうなIris Xeグラフィック
(当機もベンチ自体はGeForce MX250比3割増)

④非2in1の兄弟機と違い、冷却と静音を両立。CPUベンチは兄弟比1割増
(ファン2基や口径は同じだが、コチラは大型ベーパーチャンバー採用)

Thunderbolt 4×2ポート(本体への充電もいずれか使用)

⑥4,096段階の筆圧を検知するペン別売

選べる画面はいずれもシャープIPSで、特性は以下の通りです。
(★5つを一般的な満点とする)

特性↓画面→ FHD+ UHD+
色域 ★★★★★(sRGB 99.6%) ★★★★(sRGB 91%)
最高輝度 ★★★★★★(520cd) ★★★★★(400cd)
コントラスト ★★★★★ ★★★★★
応答速度 ★★★(激しいシーンで残像) ★★★★★
低反射処理 ★★(多少マシ) ★(野外に不向き)
チラつき難さ ★★★(輝度20%以下注意) ★★★★★(目が疲れない)
バッテリ持ち ★★★★★(11時間前後) ★★★(6~7時間)

変形に加えて15″以上だったなら、UHD+はクッキリ感もアピールしてましたが
このサイズにそれ程までの高精細は、欠点ばかり目立ってしまいます。

投稿時点でラインナップされるモデル(外装カラバリ)安い方から

プレミアムFHD+、銀):i5+メモリ8GB+SSD 256GB(14.5万)

プラチナFHD+、銀・白):i7+メモリ16GB+SSD 512GB(18.3万)

プラチナ UHD+(銀):その他の構成は上に同じ(19.8万)

プラチナ UHD+、大容量(銀・白):i7+メモリ32GB+SSD 1TB(23.6万)

となっており(価格は平均的な17%引時の税抜)、それぞれで選べるのが

・WinのHome/Pro
・Office有無
・セキュリティソフト
・保守サービス

で、外装銀のみキーボード配列を日/英えらべます(白は英のみ)。

【その他、特徴】

〇筐体は削り出しアルミ+ゴリラガラス。側面ダイヤモンドカットで高級感
(外装銀⇔内装黒はパームがカーボン。白筐体はパームがグラスファイバー)

〇スピーカーはノート置きで机に反響させる式だが音質はバランス良好(2W×2)

〇キーボード右上角の電源ボタンに指紋センサー搭載。ログインまでが1タッチ
(認証は指紋と顔の2通り)

【短所・注意点】

×SSDまで半田付け。書き換えの多い使い方では本体まるごと使い捨て
(microSD出っ張らないし読み書き高速なのが救い)

×本体にUSBフルサイズ、HDMI無し(USBフル⇔Type-Cの変換アダプタ付属)

△ACアダプタ45WなのでSSD以外の外付ドライブは電源ケーブル付お勧め

×キーボードが磁気浮遊式。とりあえずストローク浅すぎ

△本体1.3kgだし剛性的にも、下半身の角もって拾い上げると軋む

△敢えてKiller Wi-Fi 6採用だが、感度はともかく実効インテルより遅くね?

△一般人にはアクシデント保証が必須。所謂、検品は本体価格に含まれない
(初心者を寄せ付けない敷居の高さがカッコ良いと思える人向け

タブレットでも11″以上は本体もったまま使うのに重すぎますし、
A4判に収まるか否かはモバイル性の分水嶺になりますから、
狭額縁で一覧性を稼ぐ当機に魅力を感じるなら反対はしません。

詳細画像、最新価格はコチラ↓(メーカー公式へ)
New XPS 13(9310) 2-in-1ノートパソコン(2020年10月2日発売)