ThinkPad E16(Intel)の長所・短所
【この機種の立ち位置】
入出力に妥協しない最安ノートです。
具体的には、
①画面縦サイズは従来17.3型(16:9)と同じ、16型16:10
②色域sRGB 100%仕様も選べる(WUXGAの一部とWQXGA)
③インテル製のWi-Fi 6E選択可(←絶対お勧め!)
④SSDはM.2×2可能。うち1スロットは高速規格のPCIe 4.0
⑤キーボードはストローク1.5ミリ以上。かつ高コスト品
(E16はキートップも凹んでて指にフィット)
等の条件です。
更なるウリは、
⑥ホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」
(殆どのアプリで横スクロールまで可能。ThinkPad共通)
⑦騒音は、Uプロセッサ構成+「バランス」設定なら普段使いほぼ無音
(どんな用途も静か。キーボード面も40℃超えそうにない)
⑧天板や骨格等アルミ製で本体1.77kg~(薄さ19.85mm。底面は樹脂)
といった所です。
補足しますと、選べる画面は全て非光沢IPSで
画面→ 特性↓ |
NTSC 45% 非タッチ |
NTSC 45% タッチ |
WUXGA sRGB 100% |
WQXGA |
---|---|---|---|---|
パネル供給 | 4社 | InfoVision | CSOT,BOE | CSOT,BOE |
縦解像度 | 1,200px | 1,200px | 1,200px | 1,600px |
色域(sRGB実測) | 60%前後 | 60%前後 | 95%前後 | ほぼ100% |
最高輝度(仕様) | 300cd | 300cd | 300cd | 400cd |
コントラスト | △ | △ | 〇 | 〇 |
目の疲れ難さ | 〇 ブルーライトカット はソフトウェア対応 |
〇 ブルーライトカット はソフトウェア対応 |
◎ Eyesafe 2.0合格 |
◎ Eyesafe 2.0合格 |
バッテリ持ち | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
備考 | この価格帯では 輝度が高いだけ マシな方 |
サイズ的に画面遠く 結局はタッチ使わん |
T16 G2「省電力」と 共通パネル無し |
いずれもT16 G1に 搭載されたパネル。 Idea Slim 5i G8と 共通パネル無し |
の4種です。(「パネル供給」はレノボの都合)
ThinkPad看板機種であるT16は今期(G2)
高精細がOLEDだけになりましたから、
E16の扱い易いWQXGAは貴重です。
拝見した個体はCSOTパネルでしたが
野外でも日陰なら見易く(実測最高390cd)、
目も疲れ難く(ギラ粒やフリッカ無し)、
バックライト漏れ微かにあるものの
優れた黒表現による抜群のコントラストは
光沢画面の完全上位互換を思わせます。
ちなみに同じE16でも、AMDモデルときたら
Wi-Fiは2軍メーカーだわ(MediaTekかRealtek。分解して交換は可能)
USBやHDMIは古い規格だわ(残る不満は短所に記述)
で到底、お勧め出来ません。
【その他、特徴】
◯BGM聴くのに充分なスピーカー(2W×2)
◯キーボードは日/英配列×バックライト有/無の計4種
◯USBはフルサイズとType-C(充電兼用)が2つずつ
(内1つはThunderbolt 4で、HDMI 2.1も別途あり)
◯選べる指紋センサーは電源ボタン一体式。ログインまでが1タッチ
◯僅か1時間で0⇒80%まで急速充電可
【短所・注意点】
『E16購入前の、安心チェックシート』(←note.comへ)
に全て書きました。(ご購読に100円頂戴はAI対策です)
しかし用途が情報収集、動画鑑賞、文書作成、画像編集でしたら
E16が筆頭候補なのに変わりありません。
当分、変え様の無いデザインにも背中を押されます。
レノボのサポートが良いとまでは言いませんが、
安定動作(自社製BIOS)と管理し易さ(ドライバ自動更新など)
で手間の掛からないメーカーなので、
全く英語が読めない方以外は特に不便も無いでしょう。
そもそも、サポートをウリしてる日系などのメーカーなら
この値段じゃ面白い機種は買えません。
【直販でのお勧めカスタマイズ】
お勧め最小構成は
・Core i5-1335U
・メモリ8GB
・SSD 256GB
・WUXGAのsRGB 100%
・指紋センサー
・インテルWi-Fi 6E
とやって投稿時割引適用で本体税込11.4万円です。
あと検討するにしても
・メモリ8GB⇒16GB
(デュアルチャネルになってIris Xe有効。+1.3万円)
・WQXGA画面(+6,000円。この画面にはメモリ16GBお勧め)
・キーボード4種
が精々でしょう。