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OMEN by HP 16-k0000(インテル)の長所・短所

Posted 2023年2月28日 By Takao Matsushita

「冷却にベイパーチャンバーを・・」なんて
最後まで言わなそうなメーカーですからね(笑)

駆動スペックの割安感がウリですが、

①仮に同等のOMENディスプレイ購入するとして
残り予算でどの程度のタワーPC買えるのか?

②左上エリアの可搬性はタワー品質との差を埋めるのに充分か?

など考慮した結果、厳しい記事となりました。

【OMEN 16の特徴】

◎インテルHプロセッサとメモリ6GB以上GeForceを搭載

◎CPU、GPUとも攻めの電力設定。パフォーマンスモードのベンチ圧巻
(RTX 3060で140W)

◎排気は4方向かつ、天板を閉じたまま使っても鈍らない
(発熱も最小構成のキーボード面は問題なし)

画面は16.1型、非光沢IPSで

フルHD:144Hz
QHD(2,560×1,440px):165Hz

応答速度もそれぞれ充分で、画面スクロール滑らかです。
フルHDは色再現に優れ(実測sRGB 99%)
輝度も屋内なら充分で(最高360cd)
目も疲れ難い(ギラ粒やフリッカ無し)のですが、
黒表現シャキッとせずコントラスト冴えません(BOE製パネル)。

〇メモリはDDR5で全モデル16GB(8GB×2。32GBまでサポート)

〇SSDはPCIe 4.0で、同対応の空スロットも

無線LANもインテル製で、駆動パーツは高速規格の揃い踏み

〇キーボードはストローク1.5ミリでタッチ良好

〇SDスロットはデジカメと共有し易いフルサイズ

〇端子類は質、量とも充分

〇底面はネジ8本だけで外れ、メモリやSSD増強も容易

ラインナップは安い方から

スタンダードモデル :フルHD+i5+SSD 512GB+RTX 3060(6GB)

パフォーマンスモデル:フルHD+i7+ 1TB+RTX 3060(6GB)

パフォーマンスプラス:QHD +i7+ 1TB+RTX 3070Ti(8GB)

【短所・注意点】

×冷却ファンは性能控えめな最適モードのアイドル時も存在感。高負荷うるさい
(パフォーマンスモードは爆音。普段使いが回転数一定なので慣れはする)

△常時ファン回って吸気メッシュ粗い機種は、埃っぽい環境だと短命
(底面殆どメッシュなのも遮音に不利)

△バッテリ持ちは最小構成、輝度150cd設定でWEB閲覧して5時間弱
(容量83Whは大きい方なので消費電力がエグイ)

△本体2.41kg、薄さ23ミリだが素性を隠せないゴム脚高

△ヒンジ径が小さ過ぎ、角度変更では不安、最大開度140°では危険を感じる

×画面の下枠みる度に「16:10ならココも表示エリアかぁ」ってのが耐え難い
(ボディ奥行が16型16:10機種に近く、画面も無駄に遠い)

△キーバックライトRGBだが配色は実質、3分割とショボい

×テンキー無し求めるユーザーを解ってないホームポジション

×タッチパッドは感度良すぎて、スクロールをクリック誤認されまくり

×指紋センサー無し

△ACアダプタは280W。角こそ丸いがレンガみたい