「冷却にベイパーチャンバーを・・」なんて
最後まで言わなそうなメーカーですからね(笑)
駆動スペックの割安感がウリですが、
①仮に同等のOMENディスプレイ購入するとして
残り予算でどの程度のタワーPC買えるのか?
②左上エリアの可搬性はタワー品質との差を埋めるのに充分か?
など考慮した結果、厳しい記事となりました。
【OMEN 16の特徴】
◎インテルHプロセッサとメモリ6GB以上GeForceを搭載
◎CPU、GPUとも攻めの電力設定。パフォーマンスモードのベンチ圧巻
(RTX 3060で140W)
◎排気は4方向かつ、天板を閉じたまま使っても鈍らない
(発熱も最小構成のキーボード面は問題なし)
◎画面は16.1型、非光沢IPSで
・フルHD:144Hz
・QHD(2,560×1,440px):165Hz
応答速度もそれぞれ充分で、画面スクロール滑らかです。
フルHDは色再現に優れ(実測sRGB 99%)
輝度も屋内なら充分で(最高360cd)
目も疲れ難い(ギラ粒やフリッカ無し)のですが、
黒表現シャキッとせずコントラスト冴えません(BOE製パネル)。
〇メモリはDDR5で全モデル16GB(8GB×2。32GBまでサポート)
〇SSDはPCIe 4.0で、同対応の空スロットも
〇無線LANもインテル製で、駆動パーツは高速規格の揃い踏み
〇キーボードはストローク1.5ミリでタッチ良好
〇SDスロットはデジカメと共有し易いフルサイズ
〇端子類は質、量とも充分
〇底面はネジ8本だけで外れ、メモリやSSD増強も容易
ラインナップは安い方から
スタンダードモデル :フルHD+i5+SSD 512GB+RTX 3060(6GB)
パフォーマンスモデル:フルHD+i7+ 1TB+RTX 3060(6GB)
パフォーマンスプラス:QHD +i7+ 1TB+RTX 3070Ti(8GB)
【短所・注意点】
×冷却ファンは性能控えめな最適モードのアイドル時も存在感。高負荷うるさい
(パフォーマンスモードは爆音。普段使いが回転数一定なので慣れはする)
△常時ファン回って吸気メッシュ粗い機種は、埃っぽい環境だと短命
(底面殆どメッシュなのも遮音に不利)
△バッテリ持ちは最小構成、輝度150cd設定でWEB閲覧して5時間弱
(容量83Whは大きい方なので消費電力がエグイ)
△本体2.41kg、薄さ23ミリだが素性を隠せないゴム脚高
△ヒンジ径が小さ過ぎ、角度変更では不安、最大開度140°では危険を感じる
×画面の下枠みる度に「16:10ならココも表示エリアかぁ」ってのが耐え難い
(ボディ奥行が16型16:10機種に近く、画面も無駄に遠い)
△キーバックライトRGBだが配色は実質、3分割とショボい
×テンキー無し求めるユーザーを解ってないホームポジション
×タッチパッドは感度良すぎて、スクロールをクリック誤認されまくり
×指紋センサー無し
△ACアダプタは280W。角こそ丸いがレンガみたい