①発色が5点 Archive

ThinkPad T16の長所・短所

Posted 2022年11月8日 By Takao Matsushita

【2023年8月21日】後継機種、T16 Gen 2の解説を投稿しました。

【この機種の立ち位置】

外付なしでも快適に、長~く使い回せる
鉄板ノートです。具体的には

従来17.3型(16:9)と同じ縦寸。一覧性と視認性を両立して本体1.65kg~

選べる画面は全て、16型(横縦比16:10)の非光沢IPSで

特性↓画面→ 45%NTSC非タッチ 45%NTSCタッチ WQXGA 省電力 ePrivacy
パネル供給元 2社 2社 3社 3社 1社
解像度(縦px) 1,200 1,200 1,600 1,200 1,200
タッチ対応
最高輝度 300cd仕様 300cd仕様 410cd(1社拝見) 390cd(1社拝見) 500cd仕様
色域 sRGB 65%前後 sRGB 65%前後 sRGBほぼ100%
Adobe 91%(1社拝見)
sRGB 100%
Adobe 80%(1社拝見)
sRGB 100%仕様
コントラスト (HDR対応) 〇(1社◎) ?(未発売)
フリッカ ?(未発売)
備考 眠い 眠い 鮮やか
(Idea Slim 570
と重複パネル無し)
自然な発色&
バッテリ持ち
地雷濃厚

②Ryzen 6xxx+クアルコムWi-Fiっていう、今季の黄金構成が選べる
(しかもAMD版は全て、DDR5メモリ+PCIe 4.0 SSDの高速規格)

③キータッチも正確、静か、疲れ難いと三拍子そろってる
(タッチじゃたわまず、ストローク1.5ミリ。防滴で交換も容易)

ストローク深い旧式Thinkが現行ラインに残ってる関係で、
キーボード評価は4点付けましたが近い将来、このキータッチ&操作性を
5点の基準にするかもです。

④ホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」
(ボタンが平面的にはなったが、触れば実用性はアップしててマウス不要)

⑤冷却ファンは低負荷は無音。高負荷でも静か
(コイル鳴き等も無し。高負荷時の筐体温度も許容範囲)

⑥バッテリ容量も2種から選べ、AMD版なら軽量構成(52.5Wh)も実用的

輝度150cdでのWEB閲覧を想定した当サイト計測では、以下の持ちでした。

構成↓バッテリ容量→ 52.5Wh 86Wh
インテル最長
(i5-1250P+iGPU+「省電力」画面)
8.6時間 14時間
インテル最短
(i7-1280P+GeForce+WQXGA)
4.3時間 7時間
AMD最長
(Ryzen 7+「省電力」画面)
10.7時間 17.5時間
AMD最短
(Ryzen 5+WQXGA)
7.8時間 12.7時間

⑦15型以上の大画面ノートで、米軍規格の頑丈設計は貴重

⑧AMD版は投稿時点で、4G対応へのカスタマイズ無料
(あと用意するのSIMカードだけ。スマホ経由より断然速い!)

フルHD一覧性を活かすのに無理ない画面サイズは15.6型以上なので、
メインPCに可搬性までお求めなら、最初に検討すべきはこの機種です。
(ノート買おうって人なら、モニタ外付は最終手段でしょう)

ThinkPadはダウンジャケットから抜けた羽を吸わない防塵だったり、
中でもTシリーズは天板閉じたまま常用できる排熱だったりで
そんじょそこらの安物とは耐用年数が違います!
(3年使ってメインから格下げしたとして、あと数年は邪魔にならない)

ちなみに冷却装備は
インテル版ですと、GeForce有無でヒートパイプの本数違いですが
AMD版はファン自体が別物です。
【その他、特徴】

〇素材構成は天板がカーボン/グラス/樹脂。ケースがマグネ/アルミ/グラス/樹脂
(ボディ表面も高級感あって、薄さはGeForce無しだと天板を含めて20.5ミリ)

〇スピーカーは音量充分で、中高音なら音質もマトモ(2W×2)

〇選べる指紋センサーは電源ボタン一体式。ログインまでが1タッチ
(ディスプレイも片手で180°開けて、使い出しがスマートこの上ない

〇USBはフルサイズとType-Cが2つずつ
(後者は充電兼用で、インテル版はThunderbolt 4)

〇外部モニタへの60Hz出力はHDMIから4Kまで、USB-Cから5Kまで
(AMD版はUSB-Cから5K@120Hzまでサポート)

〇52.5Wh構成に65Wアダプタ繋げば、1時間で0⇒80%まで急速充電可

【短所・注意点】

×DVDドライブ、SDスロット無し

×SSD 512GB以上での注文に割高感
(底面あけるにはネジ以外にヘラも要る)

△インテル版は独自の電力設定で瞬発力に特化。持久力なくベンチ冴えない

△86WhバッテリだとインテルPプロセッサ+非GeForce構成でも本体1.95kg

【直販でのお勧めカスタマイズ】

お勧め最小構成は

Ryzen 5+メモリ16GB+SSD 256GB
「省電力」画面またはWQXGA(値段おなじ)
+クアルコムWi-Fi+WWAN対応+指紋+52.5Wh

で投稿時クーポン適用17万円ちょっとです。

AMD版は本体購入後のメモリ交換不可なので
16GB(8GB×2になります)が最低ラインです。

より高解像度なWQXGAは
コントラストの要求仕様が高い時点でアタリハズレ無いですから、
フツーに画質重視(≠色再現性)な方はWQXGA一択です。

あと検討するにしても

・Ryzen 5(6コア/12スレッド)⇒Ryzen 7(8/16)で+2.2万円
・バッテリ52.5Wh⇒86Whで+3千円(本体重量は+200グラム程)

辺りでしょう。

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