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ThinkPad T14s AMDモデルの長所・短所

Posted 2020年9月11日 By Takao Matsushita

【この機種の立ち位置】

①Ryzen+インテルWi-Fi 6採用のオールラウンド・モバイル

8コアCPUをも飼いならし、今ある構成で本体1.33kg
(制限しない限り、バッテリ駆動でも高性能ぶり変わらず)

③フルHD一覧性が活きる14型、視認性に優れる非光沢IPS

④外部モニタへはHDMIから4K@60HzUSB-Cから5K@60Hz出力可
Ryzen 7+メインメモリ32GBならグラフィック性能も独立ミドル並

⑤情報収集、文書作成、動画再生までならコイル鳴き含めて騒音は皆無
(ファン回る用途でも静か。発熱も、今時の薄型ノートじゃマシな方)

⑥従来ThinkPadからの乗り換えでも違和感ない、優れた操作性
(X1Cと違いキーピッチ1.8ミリ近くあるし、トラックポイントも妥協なし)

⑦天板込の薄さ16.7ミリ、バッテリ容量57Whいずれもハイレベル
(大画面なのでもっと薄く感じる。JEITA 2.0はRyzen 5構成で14.9時間)

LTEも最小構成から選択可

⑨米軍規格の頑丈テストも余裕でクリア

⑩実用最小構成(後述)で税込12万円切り

ノート性能でもインテル勢に水を開けたRyzenが
勝負価格で挑む最後の年になりそう

Ryzen 7(8コア)はT14(廉価版)やX13(13.3型)でも選べますが、
ベンチマークじゃ測れない
本物のピークパワー持久力お求めなら、このT14s一択です。

ダウンジャケットから抜けた羽など吸い込まない防塵が
他社ノート新品時よりも冷却のハードル上げてますが、
このT14sは高負荷時(即ちインテル版の2倍の能力を発揮してる最中)
もボディ表裏を40℃台前半までに抑えます。

HDMI 2.0や5K出力もありますし、
本体ディスプレイ閉じて使っても排熱は鈍りませんから
大画面の外付けまで終始一貫、スマートです。

という事で、作業面に関しては
1日中エンコ、ゲームといった極端な場合を除き
最早、タワーPCに出番を与えません

インテルCPUのモバイルThinkPadと比較すると・・
同じ14型で、より軽量・薄型のX1 Carbonと比べた
T14s AMD版の優位は主に4点

・処理性能(エンコ時間の短縮+グラフィック)
・操作性(充分なキーストロークボタン識別し易いトラックポイント)
・microSD有
・4K@60HzがHDMIから出せる

です。

【その他、特徴】

〇素材は天板こそ強化プラだが、底面はマグネシウム
(天面はThinkPad伝統のピーチスキンじゃなく衛生管理し易い)

〇選べるキーボードは、配列が日/英 × バックライトが有/無の計4種

〇65Wアダプタなら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(外付ドライブ多用するのにも65Wお勧め)

〇microSD読み込み速度も問題なく、内蔵ストレージ補える

〇カメラはいずれもシャッター付

〇タッチ式の指紋センサー選択可

〇USB 3.1はフルサイズとType-Cが2つずつ
(Gen2はType-Cの1つだけ。Type-Cは電源で1つ、ドックで2つ使用)

【短所・注意点】

×スピーカーが、他社ビジネスモバイル並にショボい1W×2

△インテル技術のThunderbolt 3無し

Ryzen 7(8コア)構成はアイドル時の消費電力が高い分、
Ryzen 5(6コア)やインテル構成よりバッテリ持ち短いです。
しかし短いと言っても、モバイル用途に絞りゃ10時間前後ですから
3年以上経った機種からの買い替えで懸念する程ではありません。

【直販でのお勧めカスタマイズ】

「メモリー」は

据え置きPC別途ある。ゲームもしない⇒8GB
4Kモニタ繋ぐ⇒16GB
・グラフィック性能フル活用⇒32GB

って感じですが、T14と違って本体注文後は容量を変更できませんし
価格差あるのでココは各自、将来まで見越した決断が必要です。
(ThinkPad Tシリーズはホント、長持ちしますから)

「ディスプレイ」は250nit、マルチタッチ非対応」って奴には
暗すぎる個体が多々あります。この機種のタッチパネルにはどの道、
ガラスありませんから「300nit、マルチタッチパネルお勧めです。
X1C程の広色域じゃないにしても300nitの方なら
EやLといった底辺シリーズThinkPadのガマン液晶とは一線を画します

そんなこんなで実用最小構成はカスタマイズ項目順に

Ryzen 5
・メモリ8GB
・SSD 256GB
・FHD 300nitタッチ
・指紋センサー
・日本語キーでバックライト無し
・拡張コネクタ無し
・65Wアダプタ

とやって投稿時クーポン適用で税込12万円切りです。

コスパ崩れない範囲でのスペックアップは上記構成から

Ryzen 5Ryzen 7
・メモリ8GB⇒16GB
・キーバックライト無⇒有

が精々で、同じく14万ちょっとです。

しかしこの機種の完成度からすれば、メーカー戦略に乗せられて(笑)
メモリ32GBや大容量SSD行っても、使ってくウチに納得させられるんじゃ
ないでしょうか。

お志に良い道具が噛み合えば、生活レベル向上は約束されたも同然ですから!

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