【この機種の立ち位置】
◎モノとしての高級感に拘った13.3型4スタイルPC
◎ノートで閉じて薄さ1.43-1.6センチの薄型ボディ
◎選べるフルHD、4K画面とも色再現性に優れる
◎軽作業のバッテリ持ちはフルHDで16時間(4Kは10時間弱)
◎1,024段階の筆圧を検知するペン付属
◎4スピーカー搭載(配置がキーボード上段と底面でバランス良好)
順に補足して行きますと、筐体はアルミ削り出しで
繋ぎ目なく底面に至るまでネジ穴すら見えません。
ノートでの設置面積はA4判より縦横1センチ大きい程度です。
画面は次の3種類から選べ、パネルはいずれも光沢かつ広視野角IPSです。
・フルHDで覗き見防止のSure View有
(後述するラインナップ①~③全てで選べ、カラバリは黒のみ)
・フルHDでSure View無し(これも①~③全てで選べ、カラバリ2色)
・4K(Sure View無し。①でのみ選べ、黒のみ)
最初のSure View有えらぶと、F1キー押すだけで一瞬にして
左右視野角を狭めたり元もどしたり出来ます。
一方、表示品質で選ぶならSure View無しの下2つが無難でして
いずれもsRGB比ほぼ100%、最高輝度360カンデラです。
上記バッテリ持ちはBBench「バランス」計測です。バッテリ容量は
同社リアルモバイルのEliteBook x360 1030 G3より僅かに大きいですが
あっちが「高耐久」謳う分、長期的には互角でしょう。
大容量バッテリながら僅か30分で0⇒50%まで急速充電も可能です。
入力ペンの規格はMicrosoft Penですが、
付属ペンは傾き検知しない電池式(単6同梱)となっており、
専用ペンで充電式かつ傾きまで検知する方は別売1万円です。
添えた手には反応しないパームリジェクション画面ですから
簡単なイラストなら付属ペンでも不満ないでしょう。
【その他、特徴】
〇本体1.32kg
〇側面にカメラ回路のON/OFFスイッチ有
〇認証センサーは顔と指紋の2通り
〇USB 3.1はフルサイズ×1+Thunderbolt 3×2(電源兼用)
背面角のThunderbolt 3ご利用なら、
ノートで置いた時に右後45°へとケーブル生えるので
マウスや外付モニタを邪魔しません。
コンセント直刺しプラグも付属しますから
ACアダプタも場所とりません。
〇マカフィー1年分付属
〇使い方の無料相談も1年と充分
〇メーカー保証の延長は、本体購入後1年以内でおk
【短所・注意点】
×キーボードは日本語配列だがEnterキーが右端じゃない
最近のHPは13.3型ノートのEnter位置を使い分けており、
・個人向けのSpectreやENVY⇒右から2列目
・法人向けのEliteBook⇒普通に右端
です。右端に無駄ボタン列あるとBackspace誤爆し易いですし、
この機種のタッチパッド位置は筐体に対して左右均等なので
ホームポジションから親指操作するには右過ぎます。
1.3ミリと浅めのキーストロークはクリック感で補えますが
入力全般に慣れを要します。
△外部モニタはThunderbolt 3経由のみ
(この機種に限らず今時は、充電兼用ドックが便利)
△一般的な13.3型ノートほどディープには使えない
冷却ファンは一応、排熱や静音などモード選択でき
軽作業なら図書館も問題ありませんし、
動画再生でもその快適さは変わりません。
しかし変形ノートにありがちな排気レイアウトな為、
この機種もプロセッサの割にベンチマーク低めです。
実際、動画編集の書き出し処理じゃ比較的うるさく、
排気口ある筐体奥側も軽々40℃超えて来ます。
底面ネジあるEliteBook x360 1030 G3と違って
この機種の分解は容易じゃないですから、
埃っぽい場所での動画編集やら
内蔵ストレージの酷使(書き換え50GB/日とか)も躊躇います。
(ちなみに電源コードもナイロン柄で拭き掃除できません)
読者さんが何時、
エロ動画のカット編集に目覚めちゃうか判りませんし(笑)
そもそも特化型PC使ってる姿がカッコ良く見えるのは、そこに
別途メインPCお持ちだからこその余裕、遊び心を感じるからです。
【ラインナップ、お勧めモデル】
サブ用でストレージ容量にも不満なきゃ以下③一択でしょうが
一応、基本ラインナップは
①i7+メモリ16GB+SSD 1TB+Win 10 Pro(税抜17.8万~)
②i7+メモリ16GB+SSD 512GB+Win 10 Home(16万~)
③i5+メモリ8GB+SSD 256GB+Win 10 Home(14万~)
となっており、それぞれでOffice有無も選べます。
4K欲しいなんて鴨は居らんよな?
スマホ並み至近距離で常用できる重量でもないですし。
(Spectreノート専用アームなんて有りゃ面白いかも)
私が使ってる4Kは
・変形なしノート⇒17.3型
・手元で見れる変形ノート⇒15.6型(Spectreで該当はコチラ)
の2サイズですが、
視力に自信あって小型志向の強い私でさえ、
今みてる4Kの感動をダウンサイジングしたいと思った事はありません。
見てるだけでウットリなSpectre x360 13の詳細画像はコチラ(公式ページへ)