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HP Spectre x360 13(2019)の長所・短所

Posted 2019年2月25日 By Takao Matsushita

【この機種の立ち位置】

モノとしての高級感に拘った13.3型4スタイルPC

◎ノートで閉じて薄さ1.43-1.6センチの薄型ボディ

◎選べるフルHD、4K画面とも色再現性に優れる

◎軽作業のバッテリ持ちはフルHDで16時間(4Kは10時間弱)

◎1,024段階の筆圧を検知するペン付属

4スピーカー搭載(配置がキーボード上段と底面でバランス良好)

順に補足して行きますと、筐体はアルミ削り出しで
繋ぎ目なく底面に至るまでネジ穴すら見えません。
ノートでの設置面積はA4判より縦横1センチ大きい程度です。

画面は次の3種類から選べ、パネルはいずれも光沢かつ広視野角IPSです。

フルHD覗き見防止のSure View有
(後述するラインナップ①~③全てで選べ、カラバリは黒のみ)

フルHDSure View無し(これも①~③全てで選べ、カラバリ2色

4K(Sure View無し。①でのみ選べ、黒のみ)

最初のSure View有えらぶと、F1キー押すだけで一瞬にして
左右視野角を狭めたり元もどしたり出来ます。

一方、表示品質で選ぶならSure View無しの下2つが無難でして
いずれもsRGB比ほぼ100%、最高輝度360カンデラです。

上記バッテリ持ちはBBench「バランス」計測です。バッテリ容量は
同社リアルモバイルのEliteBook x360 1030 G3より僅かに大きいですが
あっちが「高耐久」謳う分、長期的には互角でしょう。

大容量バッテリながら僅か30分で0⇒50%まで急速充電も可能です。

入力ペンの規格はMicrosoft Penですが、
付属ペンは傾き検知しない電池式(単6同梱)となっており、
専用ペンで充電式かつ傾きまで検知する方は別売1万円です。

添えた手には反応しないパームリジェクション画面ですから
簡単なイラストなら付属ペンでも不満ないでしょう。

【その他、特徴】

〇本体1.32kg

〇側面にカメラ回路のON/OFFスイッチ有

〇認証センサーは顔と指紋の2通り

〇USB 3.1はフルサイズ×1+Thunderbolt 3×2(電源兼用)

背面角のThunderbolt 3ご利用なら、
ノートで置いた時に右後45°へとケーブル生えるので
マウスや外付モニタを邪魔しません。

コンセント直刺しプラグも付属しますから
ACアダプタも場所とりません。

〇マカフィー1年分付属

〇使い方の無料相談も1年と充分

〇メーカー保証の延長は、本体購入後1年以内でおk

【短所・注意点】

×キーボードは日本語配列だがEnterキーが右端じゃない

最近のHPは13.3型ノートのEnter位置を使い分けており、

・個人向けのSpectreやENVY⇒右から2列目
・法人向けのEliteBook⇒普通に右端

です。右端に無駄ボタン列あるとBackspace誤爆し易いですし、
この機種のタッチパッド位置は筐体に対して左右均等なので
ホームポジションから親指操作するには右過ぎます。

1.3ミリと浅めのキーストロークはクリック感で補えますが
入力全般に慣れを要します

△外部モニタはThunderbolt 3経由のみ
(この機種に限らず今時は、充電兼用ドックが便利)

△一般的な13.3型ノートほどディープには使えない

冷却ファンは一応、排熱や静音などモード選択でき
軽作業なら図書館も問題ありませんし、
動画再生でもその快適さは変わりません。

しかし変形ノートにありがちな排気レイアウトな為、
この機種もプロセッサの割にベンチマーク低めです。

実際、動画編集の書き出し処理じゃ比較的うるさく、
排気口ある筐体奥側も軽々40℃超えて来ます。

底面ネジあるEliteBook x360 1030 G3と違って
この機種の分解は容易じゃないですから、
埃っぽい場所での動画編集やら
内蔵ストレージの酷使(書き換え50GB/日とか)も躊躇います。
(ちなみに電源コードもナイロン柄で拭き掃除できません)

読者さんが何時、
エロ動画のカット編集に目覚めちゃうか判りませんし(笑)
そもそも特化型PC使ってる姿がカッコ良く見えるのは、そこに
別途メインPCお持ちだからこその余裕、遊び心を感じるからです。

【ラインナップ、お勧めモデル】

サブ用でストレージ容量にも不満なきゃ以下③一択でしょうが
一応、基本ラインナップは

①i7+メモリ16GB+SSD 1TB+Win 10 Pro(税抜17.8万~)
②i7+メモリ16GB+SSD 512GB+Win 10 Home(16万~)
③i5+メモリ8GB+SSD 256GB+Win 10 Home(14万~)

となっており、それぞれでOffice有無も選べます。

4K欲しいなんて鴨は居らんよな?
この機種での4Kは結論から言いますと、唯の電池食いオプションです。
スマホ並み至近距離で常用できる重量でもないですし。
(Spectreノート専用アームなんて有りゃ面白いかも)

私が使ってる4Kは

・変形なしノート⇒17.3型
・手元で見れる変形ノート⇒15.6型(Spectreで該当はコチラ

の2サイズですが、
視力に自信あって小型志向の強い私でさえ、
今みてる4Kの感動をダウンサイジングしたいと思った事はありません

見てるだけでウットリなSpectre x360 13の詳細画像はコチラ(公式ページへ)
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