④性能が5点 Archive

IdeaPad Slim 570 / 570i Pro(16)の長所・短所

Posted 2022年11月15日 By Takao Matsushita

(画像は「ストームグレー」で、明るい「クラウドグレー」も選べます)

【この機種の立ち位置】

10万円前後のホームノート乗り換えて来た人が、
表示品質や応答性などの技術進化、
パッと見の高級感に至るまで、最も感動できちゃう価格破壊PCです。

具体的には

従来17.3型(16:9)と同じ縦寸表現力(総px数)なんと、フルHDの約2倍!

画面は16型(16:10)、2,560×1,600px、非光沢IPSで、
次の2種から選べます。

(★5点を一般的な満点とする)

特性↓画面→ 60Hz 120Hz
色域 ★★★★★
(自然な発色。
sRGB 99%)
★★★★★
(自然な発色。
sRGB 98%、
Adobe 67%)
最高輝度 ★★★★
(室内なら充分。330cd)
★★★★★
(動画にも迫力。410cd)
コントラスト ★★★★ ★★★★
応答速度 ★★★★
(一般的シーンに残像なし)
★★★★★★
(120Hzの足引っ張らない。
スクロールまで滑らか!)
目の疲れ難さ ★★★★★
(ギラ粒、フリッカ無し)
★★★★★
(ギラ粒、フリッカ無し)
消費電力 ★★★
(解像度、
画面サイズ相応)
★★
(コレでも
Ryzen 5+iGPU構成なら
輝度150cdのWEB閲覧で
バッテリ10時間持ち)
画面の詳細は・・
この画面サイズもってしても、
2,560×1,600pxの100%表示は文字が小さ過ぎるので
125%表示(2,048×1,280px相当)お勧めでして、
文字が滑らかになる分、フルHD(1,920×1,080px)100%表示より
モチベーションも持続します。

YouTube見るのにも、ホームノートで1080p⇒1440pの画質変更は
誰にも判るクッキリ感ですから、
この機種で景色なんか見た日には
他の15万以下ノートにゃ戻れんでしょう(笑)

ちなみに120Hzも、標準的な60Hzも(工場で入手環境に変化ない限り)
パネルはそれぞれ1社供給です。(ThinkPad T16と被るパネル無し)

120Hzのが最高輝度たかい分、動画も綺麗に見れますし
カスタマイズで僅か7千円差なので、
バッテリ持ちに拘らないなら120Hzお勧めです。
(カスタマイズしてる時点で、そもそも割高だが)

②Hプロセッサ搭載で、専用4GBの独立グラフィック(dGPUと記述)も選択可
(dGPUはインテル版570i ProがインテルArc、AMD版570 ProがGeForce)

③メモリもLightroom等に威力を発揮するDDR5のデュアルチャネル
(インテル版は約10万の最安構成でもメモリ16GB、SSDがPCIe 4.0で512GB)

大容量バッテリ(75Wh)搭載。落雷の季節はタワーPCより作業に集中できる

⑤アルミ筐体で薄さは、天板含めて16.9~18.4ミリ(前 / 後)
(建付けにも粗さは無く、大型ノートにしては剛性ある方。本体2kg弱)

ThinkPadと違って、防塵メッシュの足かせ無く
冷却 / 静音性は他社と同じ土俵で戦えますから
薄型ボディと高性能を両立できてます。

アイドル時に冷却ファン動く事も稀ですし、
グラフィック酷使の一部用途を除けば静かに使えます。
高負荷時の筐体温度も、この性能ではマシな方です。

【その他、特徴】

〇ディスプレイは片手で開けて最大155°

〇スピーカーも2W×2と標準的

〇拘る人を除き、キータッチも許容範囲かと

日本語配列ですが、英語からの変形なので
BackspaceやEnterキーが左隣と陸続きになっており、
BSキーの方は慣れるまで誤爆するでしょう。

少々たわみ、ストローク1.3ミリも浅めですが、ぶっちゃけ
日系メーカーノートにも、コレ以下のタッチは普通にあります。

〇USBはフルサイズ×2+Type-C×1。インテル版のみ後者がThunderbolt 4
(この他に、dGPUモデルは充電端子、iGPUモデルは充電兼用USB-C有)

【短所・注意点】

×Ryzen機種では珍しくもないが、AMD版は内蔵Wi-FiがRealtek製

という事で回避策は、お勧め順に次の4つです。

回避策①:素直にインテルCPU版を買う
(570i Pro(16)は一部販路を除き、Wi-Fiもインテル製で安心)

回避策②:Ryzen 6xxx+クアルコム無線って黄金構成なThinkPad T16行く

回避策③:どうせ部屋移動が精々だし、USBの無線子機を常時装着
(この機種は有線LAN無し)

回避策④:底面を開けてWi-Fiモジュール交換
(開けるのにヘラ要るが、開けてしまえば真ん中に付いてて交換は容易)

△メモリは本体購入後の変更不可(今後8GB構成が投入されても地雷)

△SDスロットはフルサイズではあるが、装着したカードが1.7cmも出っ張る

△指紋センサー無し

△天板閉じると排気が塞がって能力を発揮しない
(このレイアウトもイマドキ珍しくない。閉じたまま常時稼働OKなT16が異常)

【インテル版570iの、直販お勧めカスタマイズ】

570iは最小構成でもメモリ満載(16GB)、SSD 512GBなので、
検討すべき個所は

60Hz画面⇒120Hz(+7千円)
・SSD 512GB⇒1TB(+1.1万円)
・より高級に見える本体色「ストームグレー」(+0円)

位でしょう。コレ以上頑張るとT16のトータルコスパに敵いません。

そもそも最小構成かつクラウドグレーで良いのなら、
即納モデルが割安(投稿時10.6万円)です。

無難なインテル構成の最新価格はコチラ(レノボ直販へ。限定クーポン有)