(我が国版キーボードは日本語配列です)
【この機種の立ち位置】
◎表裏逆でも合体できる3スタイルPCの15型
ノート、タブレット、フォトフレームの3スタイルですが
便宜上この記事では、ノートスタイルを想定して
画面の長辺を「横」、短辺を「縦」と表現します。
◎キーボード込1.9kgながら横縦3:2画面で視認性はノート最良級
画面縦の寸法は、一般的な17.3型(横縦16:9)に迫る大きさです。
200%表示(縦1,080px相当)なら美文字とWEBページ一覧性も両立します。
最高輝度(450カンデラ)、コントラストとも抜群なので野外でも見易く、
目に悪いギラ粒なんかも当然ありません。(光沢IPSパネル)
◎キーボード側にGeForce 1060(専用6GB)搭載
ラインナップはストレージ(SSD)容量の違いのみで
256GB、512GB、1TBから選べますが、海外メーカーは商売上手なので
SDスロットはキーボード側にあるだけです。
【その他、特徴】
〇マグネシウム筐体で高級感は文句なし
〇タブレット単体で薄さ7ミリ、814グラムながら性能は充分
(Core i7-8650U+メモリ16GB)
CPUベンチ(Cinebench R15 マルチコア)こそ
Core i5(8250U)搭載のThinkPad T480sに負けますが、
Surface Book 2 15″も短編動画の編集までならストレス無いでしょう。
冷却ファンはタブレット、キーボード両側にありますが、
軽作業なら安定して静かです。
高負荷でも不快な金属音はありませんが、
画面の表裏やキーボード底面は43℃位になりがちですから
動画の書き出しやゲームなんかは机でやった方が良さそうです。
〇筆圧を検知するペン別売
〇キーボード側USB 3.1はフルサイズで2つ、Type-Cで1つ
(ただしいずれもGen 1の低速タイプ。ドック端子はキーボードにも有)
【短所・注意点】
×タブレット単体での実用性に乏しい
バッテリはタブレット、キーボード両側にありますが、
これら容量配分が1:3なので「最大17時間の動画再生」ってのも
タブレット単体じゃその1/4しか持ちません。
専用キーボードの別売も無く、
コレじゃタブレット単体1kg切りでも可搬性には全く貢献しません。
拡張端子もタブレット側にはイヤホンとドック用があるっきりです。
△画面の発色は、特に優れてるって程じゃない
(sRGB比93%、AdobeRGB比59%。LG製パネル)
△画面横の寸法は、14型ノート(16:9)より僅かに大きい程度
なので全画面動画もそのサイズです。ちなみに私が普段使ってるのは
画面縦の寸法と解像度がこの機種と同じ17.3型4K(Panaパネル)ですが、
そっから画面の横を削られるSurface Book 2じゃ
職場や家での作業にゃ出る幕ありません。
△今時の変形PC程は、閉じた姿が薄くない
ノートとして閉じても付け根側にスキマ出来る構造なので
DVDドライブ非搭載にしては2.3センチと厚いです。
×タッチパッドはクリック音うるさい
全機種Win 10 Pro+Office H&Bですが、
本体税込30万円~って価格帯じゃ
この機種以外の別々の2台を使い分ける方が一般的かも知れません。
モバイル方面で14型にまで検討範囲を広げれば、
バッテリ持ちや発色とも抜群なThinkPad X1Cなら本体1.13kgです。
林檎や泥と違って個人情報が筒抜けにならないOS作ってる
マイクロソフトは偉大ですが、即戦力のハードウェア開発では
我が国が誇る大和研究所に一日の長がある様です。
Surface事業はそのWindows機のコンセプトモデルですし、
Surface Dial使って絵が描けたりする事に価値を見出せないと
この機種の評価もビミョーにならざるを得ません。
いやいや俺様は新世代クリエイターだからSurface Bookに一票(マイクロソフト公式へ)