⑫Surface対抗 Archive

ThinkPad X1 Tablet(2017)の長所・短所

Posted 2017年4月7日 By Takao Matsushita

【この機種の立ち位置】

A4サイズに収まる12型でスタンド内蔵のタブレット

スタンドは無段階に調整でき、
画面を上下逆にすれば机と水平近い角度で使ってもタッチでグラつきません。

作業が捗る横縦比3:2画面(2,160×1,440px)

画面の短い方の辺を縦とすると、
縦寸は13.3型(16:9)より僅かに大きく、WEBページ等の一覧性に優れます。
逆に横寸は11.6型(16:9)より僅かに小さく、
動画の全画面再生も上限はそのサイズです(上下の表示スペース無駄になる)。

筆圧を検知するペンも選択可

◎冷却ファンレスで騒音なし
(軽作業ならストレス無しのYプロセッサ搭載)

◎メモリは16GBまで、ストレージは1TB SSD(NVMe) まで選べる

LTEも選択可(スロットはNano SIM)

◎タブレット単体で10時間以上のバッテリ持ち(JEITA 2.0)

と、ココまでは割と普通のSurface対抗ですが、この機種が非凡なのは

◎専用キーボード装着でも追加機能が着せ替え出来る「モジュラー設計」

着せ替え出来る機能部品「モジュール」

セカンドバッテリを内蔵し接続端子も増える「プロダクティビティ」
(USB 3.0、フルサイズHDMI、OneLink+ドックポート。別売)

②プロジェクター搭載の「プレゼンター」
(コチラにもフルサイズHDMIポート+簡易バッテリ内蔵。別売)

の現状2種です。非凡な特徴は更に

◎専用キーボードにはホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」

殆どのアプリで横スクロールまで可能です(ThinkPad共通)。
モジュール装着時でもキーボード角度を3段階に調整できます。
X1Tkb

◎タブレット本体の防滴を含め、米軍規格の頑丈設計

【その他、特徴】

○タブレット単体で767グラム、薄さ8.45ミリ
(付属キーボード込で1.07kg、更にモジュール①込でも1.3kg未満)

○モジュール装着時はそこ持てば良いので握り易い

○選べる指紋センサーは、一瞬で認証できるタッチ式

○タブレット本体のUSB端子は、フルサイズ3.0と3.1 Type-Cが1つずつ

○専用キーボードの底面カラバリは黒・赤・銀

【短所・注意点】

△画面はギラ粒ないが輝度おとすと多少チラつくので暗い場所は目が疲れる
(最高輝度340カンデラなので明るい所での視認性は悪くない)

△発色sRGB比90%、コントラストも控えめでSurface Proと「並べれば」見劣る

△Core i5構成でも高負荷連続だと背面一部が50℃近くなる事あり
(ファンレスのこの機種をそういう用途に使わんと思うが)

△普通のノートとして使うにはトリッキー過ぎる

モジュール無しキーボード水平だと
画面が遠くなり、設置にも奥行きが余分に必要です。

△モジュール装着+固定の仕掛けある分、タブ本体のコンパクトさも犠牲に

△固定ロックがフル装備なのでスタンド出し入れやモジュール脱着は面倒

△タブレットなので当たり前だが注文後のメモリ増設不可
(高精細画面なので、この機種は最低でもメモリ8GB推奨)

△WiGigドック対応も選択できるが、現状ドックは冷却ファン音うるさい

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