東芝 dynabook Vシリーズの長所・短所

最終更新:2018/4/30

【この機種の立ち位置】

使い勝手を最優先したクリエイターズ・モバイル
クール・ジャパンの裾野を拡大すべく、良心的な価格設定も魅力です。
具体的には、

◎設置面積がA4判にほぼ収まり、ディスプレイ360°開く変形PC(12.5型)

天板ふくめて薄さ1.54センチ、本体1.1kg弱となっており
当然ながら、テント置きは更に省スペースです。

画面が11~12型台のPCだとSurface等キーボード分離型もありますが
このサイズ片手で持って使うのは疲れますし、タブレット形状でも
「完全なノートPC」でも使える変形型が最適解です。

◎極限まで反射を抑えた視認性に優れるタッチ画面

見ててタッチガラスの存在感は皆無なので作業に集中できます
(ガラスの厚みが判らないダイレクトボンディング仕上げ)
実際にはゴリラガラス4採用なので画面がキズ付く心配もありません。

最高輝度410カンデラでコントラストも抜群なので野外でも見易く
ギラ粒なく輝度下げてチラつかないので目も疲れ難いです。

東芝製液晶パネル採用は伊達じゃなく、色再現性もほぼ完璧です。
(追い込み調整はシステム⇒ディスプレイ⇒ディスプレイの詳細設定⇒色調整)

画素数はフルHDですが125%表示(1,536×864px相当)に設定すれば
15.6型フルHD機種の100%と文字サイズ同じ&多少美文字で見易いです。
一覧性も、ブラウザとメモ帳を左右配置して重なり大きい以外は
125%表示で特に支障なく使えてます。

◎ペン入力が最も紙に近い書き心地!と評価するクリエイターさん多数

直販18春モデルは全てにペンが付属します。筆圧検知は2,048段階ですが
狙った個所にバッチリ描けますし、ペン先と画面の擦れ具合など絶妙です。

16.5時間のバッテリ持ち(JEITA 2.0)

7時間使うのに必要な充電が僅か30分で完了
(ただし満充電に近づくとバッテリいたわり充電。7時間はJEITA 2.0換算)

◎電源、外付モニタ、USB機器に一発接続できるThunderbolt 3アダプタ付属

◎直販なら最小構成でもシッカリ使えて11.9万円~と、海外他社より寧ろ安め

【追伸】東芝のPC部門は分社化されて久しいですし、
シャープ傘下となって大きく変わるのは

・注文時構成の自由度(コレだけでdyna部門の黒字化が可能)
液晶がシャープ製へ

くらいでしょう。

この機種の液晶は現時点で既に最高品質ですし、
値崩れしてる今が買い時とも言えそうです。【追伸終】

ラインナップ多いので最初に断っておきますが、
どれ選ぶかは一般的に下記⑤か
(限りなく黒に近い)紺の④かの2択となるでしょう。(理由は記事最後)

18春モデルの直販ラインナップ(カラバリ)は上位から、

VZ82が

①1TB SSD+メモリ16GB(銀・紺。17.6万円)
②512GB SSD+メモリ16GB(銀・紺)
③512GB SSD+メモリ8GB(銀。14.4万円)

VZ72が

④256GB SSD+メモリ8GB(銀・紺。Win 10 Home版12.9万円)
↑しがらみ無く紺えらべる最安構成!

~ココから上がCore i7搭載、ココから下がCore i5搭載~
(拘る程のメリットありませんが)

VZ62が

⑤256GB SSD+メモリ8GB(Win 10 Home版は銀)
↑最小構成だが良心的!モバイルにコレ以上は贅沢

となっており、紺だけですが②、④、⑤には
Win 10 Pro初期採用モデルも用意されてます。
(18春モデルの型番はHome版がVZ*2/FPro版がVZ*2/Hです)

これら①~⑤全てでOffice有無えらべて無駄もありません。
(全て2018/3時点の無料会員価格。Office、税別)

(明るい所でやっと青っぽく見える上品な紺です)

【その他、特徴】

〇マグネシウム筐体で頑丈さはドイツTUVのお墨付き!
(補強リブ採用でキータッチ手元(パームレスト)も凹まない)

〇高加速寿命試験クリアした経年劣化もし難いパーツ構成
(dynabookに採用されるSSDは使い倒しても遅くなり難い1級品)

〇他社ビジネスモバイルと一線を画すharman/kardonスピーカー
(ノートとして机に置くのがベストポジション。離席して聴く程の音量は無い)

〇軽快・確実・静かと三拍子そろったキータッチ
(ストローク1.5ミリでキートップも指にフィット。バックライト3段階)

〇指紋センサー搭載

〇会議や授業が捗る、デュアルマイク+東芝Truアプリ群

〇東芝PCは「使い方の相談」が5年間無料!

〇落下・水濡れにまで対応するメーカー保証も5年まで選べる

【短所・注意点】

△本体端子がThunderbolt 3(充電兼用)とUSB 3.0とイヤホンの計3か所

SDスロットすらありません。内蔵ストレージ大きい上記①~③
選ぶ理由があるとすればこの辺りでしょう。
この機種のSSD交換には基板まで外す必要があり
ユーザ作業は現実的じゃありません。

△タブレットでの使い勝手優先で、ノートにしては画面の上下枠ふとい

書き心地優先だとVシリーズにライバルは居ませんが、
元々がノート欲しくて変形は付加価値って人を
寄せ付けないデザインではあります(笑)

△冷却ファン静かだが排熱はUZ63と違い、他社を圧倒する程じゃない

第8世代Core搭載だからって動画編集バリバリやんなきゃ
問題になる程じゃないですし、
同構成だと他社は殆どが13.3型以上ですから
Vシリーズも吸気2系統など寧ろ頑張ってる方です。

ちなみにUZ63とは筐体サイズ僅かしか違いませんが、
あっちは13.3型ゆえに100%表示で一覧性を確保できる等
画面サイズから排熱に至るまでホームユース兼用できるのが強みです。

スペシャリストのVシリーズ、オールラウンダーのUZ63って色分けが
ハッキリしてて迷わないと思います。

△直販モデルは無料会員登録⇒ログインで表示価格が暴落する

詳細画像、最新価格はコチラ↓(東芝公式ページへ)

dynabook VZシリーズ