ThinkPad P17 Gen 2の長所・短所
【この機種の立ち位置】
①UHD選べば4K動画で立体感が味わえる17.3型
(200%表示なら美文字とサムネ画像クッキリでモチベーションも持続)
②大画面に加えて非光沢&広視野角IPS。外付モニタ不要の視認性
③インテル据置ノート用プロセッサ(6コア以上)搭載しベンチマークも順当
④グラフィックはGeForceで有名なNVIDIA業務用で専用メモリ4GB~
(GeForceと違って全てN社が生産し動作確認も厳格。高コストには訳がある)
⑤SSD(M.2)×3スロット。内1つは高速規格のPCIe 4.0対応
(他2つで分散書込⇒高速化のRAID 0、複数書込⇒データ保護のRAID 1選択可)
⑥長文うつのが快感になる、上品なキータッチ
⑦ホームポジションから手を放さずにマウス操作できる「トラックポイント」
(ThinkPad共通。殆どのアプリで横スクロールまで可能)
⑧大型ファン2基+排気口4つながらPシリーズ17型は代々、静音第一主義
(ファン回る用途は限られ、羽パターンから間仕切りに至るまで形状も最適化)
⑨24時間稼働を物ともしない排熱+防塵=耐久性
(ユニ黒ダウンのショボい羽すら確実にキャッチする底面メッシュ)
⑩本体3.67kgなのに持ち歩けそうな塊感。米軍規格なんか余裕でクリア!
4K高精細もこの17.3型になると、FHDとの違いは歴然です。
机に置いて作業するモニタが24型超えてると
目の移動距離が多過ぎて疲れますが、
24以下の単体モニタにゃロクな4Kありませんから
P17 UHDの作業効率はデスクPCにも代替できません。
この機種UHD(4K)は実測最高460カンデラですが、
黒表現やコントラスト良好で野外視認性も抜群です。
発色もsRGB 95%、AdobeRGB 93%と鮮やかで
HDRにも対応します。
(最小構成+27,500円で選択でき、パネルは1社供給ゆえ個体差なし)
4K動画のウリは何と言っても視界の広さですが
大型テレビはそこ理解しておらず、光沢画面ばかりですから
旅行の疑似体験にも断然、この機種UHDお勧めです。
(そんな事より〇〇ちゃんの貧ヌーが、立体に見えた感動たるや・・)
この機種が高価なのはグラフィックが立派すぎるせいですが、
4K映えする特大ノートに安価な機種も見当たりませんし
グラフィック用途ない人にザックリお勧めしますと、
・UHDノート手軽に使いたい⇒T1200(最安構成)
・静音フェチ⇒RTX A3000(専用6GB。同じ処理ならA3000のが低発熱)
の2択です。
【その他、特徴】
〇UHD構成には、外部レンズで色調整してくれるキャリブレータ搭載
(調整前後を比較できるのですが、用途による変わり幅に唖然)
〇メモリ4スロットあって増設は計128GBまで可
〇RTXグラフィック構成だとHDMIから8K@60Hz出力可
〇LTE搭載も最小構成から選べる
〇SDカードスロットはデジカメと共有し易いフルサイズ
〇230Wアダプタなら僅か1時間で0⇒80%まで急速充電可
(230Wアダプタ付属はRTX A3000以上選択時)
〇USBはThunderbolt 4×2+その他Type-C×1+フルサイズ×2
〇選べるカメラはプライバシーシャッター付
〇指紋センサー搭載可
【短所・注意点】
△「頑丈で使い易い」だけの洒落っ気ないボディ
素材は50%グラファイトな強化樹脂で
厚い方のヒンジ側で天板込3cmちょっとです。
画面枠も太いですが、実際に作業するとこの位のが集中は出来ます。
狭額縁対応じゃないパネル使える筐体にしておけば、部品調達で
応答速度や輝度ムラに問題ある液晶つかまされるリスク激減ですから、
他人の目に晒さない特大ノートなら未だ実用一点張りが正義なのです。
△DVD等ドライブ非搭載
×94Whバッテリは大容量なハズだが、UHDでのWEB閲覧は4時間が精々
(UPS駆動のタワーPCと違って、落雷中も作業中断する心配は無いが)
△FHDパネルの方は2社供給ゆえ、個体差あり
そんなFHDも発色は悪くないですが、たかがFHDごときに
こんな高価な機種お勧めしませんよと。
△静音重視なら精々Core i7(それでも8コア)が無難
ThinkPad耐久テストは発熱目安(TDP)同じなら
最安構成≒最低発熱で行うのが慣例でして、ココだけの話
歴代PシリーズもXeon構成で何度かお叱り受けました。
△購入後に変更できるメモリやSSDも、注文時は最小が基本
(そんなもんの為に、UHDやグラフィック怠るのは本末転倒)
おいそれと買える額じゃない機種なのは私も同じですが、
日々の成果が蓄積されていきますと
P17のコスト掛け方にも納得させられるから不思議です。
それほど捗るPCですし、
このUHD使わない方が人生の無駄使い!