HP Spectre x360 14の長所・短所
【この機種の立ち位置】
①360°回転ヒンジ採用の4スタイルPC
②A4から奥行1cm出るだけのコンパクト筐体にして15型級の画面縦
(一般的な横縦比16:9でこの縦サイズになるのは計算上、15.3型)
③桁違いのコントラストや応答速度で発色も良好な有機EL画面えらべる
(⇔3,000×2,000px。以下3K2Kと記述)
④4スピーカー搭載(音質も悪くない)
⑤大容量バッテリ66Wh
(持たない方の3K2KでもMobileMark 10.5時間と、ホームユースに充分)
⑥4,096段階の筆圧を検知するペン付属(Microsoftペン方式、USB-C充電)
3K2Kは白背景アプリなら映り込み気になりませんし
最高輝度400cdも充分で、屋内視認性は抜群です。
手書きは線が途切れ易い感度ではありますが、
ペン追従やペン先の擦れ具合など書き味は良好な部類です。
(3K2Kで検証。コレ以外は光沢も強く、メモリ8GB版だと書き難いかも)
この機種はモデル間の価格差が小さく、上位モデル程お買い得ですが
一応のラインナップは上位から
・パフォーマンスプラスモデル:3K2K画面(16.8万)←家専用ならコレ一択
– – 以下1,920×1,280px画面 – –
・パフォーマンスモデル(15.8万)
– – 以上Win 10 Pro+SSD 1TB。以下Win 10 Home初期採用 – –
・スタンダードモデル:SSD 512GB(14.8万)
– – 以上Core i7+メモリ16GB。以下i5+8GB – –
・ベーシックプラスモデル:SSD 512GB(14万)
– – 以上Optane有。以下なし – –
・ベーシックモデル:SSD 256GB(13.5万)
となっており、それぞれでカラバリ黒・紺、Office有無を選べます。
(価格は投稿時のOffice・税別)
3K2K以外は・・
色域(sRGB 94%)、輝度(最大650cd)とも良好かつ暗所も疲れ難い
(輝度下げてもチラつき無し)ですが、
Sure View切った正面でも端が見難く
2in1前提なら地雷と言わざるを得ません。
【その他、特徴】
〇削り出しアルミ筐体+ゴリラガラス画面
(ノートとして閉じて薄さ17ミリ。塗装も指紋が目立ち難い)
〇キータッチ良好。日本語配列も右側ctrl以外は無難
(ストローク1.3ミリと浅めだがHP安ブランドとは掛かってるコストが違う)
〇電源接続+パフォーマンスモードなら同CPUのXPS 13等よりベンチ優秀
〇グラフィックベンチもGeForce MX350の3割増
(i7+メモリ16GB構成で電源接続+パフォーマンスモード時)
〇パフォーマンスモードでも冷却ファンうるさい用途は限定的
(使い分けれる人なら静音性は満点なハズ。コイル鳴きすらも無し)
〇認証は顔と指紋の2通り
(ただし指紋センサーあるせいで右側ctrlキー無し)
〇カメラにプライバシーシャッター付
〇USBはフルサイズ×1+Thunderbolt 4×2
(後者は電源兼用。外部モニタも後者から要変換)
【短所・注意点】
△一般的な動画の全画面表示は13.3型より小さい
(16:9でこの横サイズになる画面は計算上、12.9型)
×ディスプレイ開度120~180°が不安定。膝上ノートに向かない
(ヒンジはこんなだが、それ以外のボディ剛性は充分って事で)
△本体1.36kg(は妥当な重さかと)
△底面ネジ外し難く、SSD交換は難易度たかい
(挿入したmicroSD出っ張らないので補える。メモリはそもそも交換不可)
×動画制作用に別途ある人なら問題ないが、i7高負荷は底面奥50℃超えも
(2基あるファンが口径35ミリと小さく、風量不足)
△パフォーマンスモードでもバッテリ駆動時はCPU、GPUともベンチ控えめ
(モバイル用途で体感する程は悪化しない)
△スコア同等GeForce程のゲーム適性なし。高負荷の消費電力も高め
△ACアダプタのPC側コードはナイロン外皮で掃除し難い。コンセント側はアース邪魔