ThinkPad E14 IPS液晶モデルの長所・短所

【この機種の立ち位置】

業務用の廉価版である事を辞め、
サブPCの本命を目指した新生14型です。

本体8万円以内で構成できるスペックの高さ
従来Eシリーズを踏襲しますが(以下⑧)、付加価値でも所々に
業務用メインストリームのTシリーズ超えており(以下
最早、下位互換とは言わせません!

日本向けは天板、底面ともアルミ製で本体1.73kg~、薄さ1.79cm

キータッチ、ポインタ操作の優位性は他のThinkPadと変わり無し
(GoPro PlayerならホームポジションでVRの視界移動・拡大まで可能)

③14型まではテンキー非搭載ゆえホームポジションで画面を直視できる
(テンキー無い15.6型はThinkPadでも高額)

内蔵スピーカーは高出力(2W×2)かつHarman印

応答性(NVMe)とデータ容量(2.5″)を安価に両立可能

⑥HDD、Radeon無し構成のバッテリ持ち11.2~12.6時間
(それぞれi5、i3搭載時のJEITA 2.0)

⑦米軍規格の頑丈設計。無線LANもインテルWi-Fi 6で手抜き無し!
(投稿時点で無線LANコレだけだが、別の出ても選ばん様に)

とりあえずのお勧め構成が投稿時クーポン適用で税込77,000円
(i3+メモリ8GB+1TB HDD+128GB SSD+IPS+65Wアダプタ)

メインPCが良品ですとサブにも最低限、
キータッチ,スピーカー音質,無線LAN辺り妥協できないものですが、
安くてそれら満たすノートは意外にありません。

2.5″はHDDでしか注文できませんが、
HDD搭載だとバッテリ持ち2,3割減、重量も100g増です。

WD辺りのSSDでも2.5″なら大容量のバリエーション豊富ですから、
そういうの載せりゃデータ容量・バッテリ持ちまで両立を図れます。
(E14はHDD無しで注文しても増設金具に困りません)

【その他、特徴】

〇画面は視認性に優れる非光沢の広視野角パネル
(ご紹介のIPS以外にTNもありますが、コントラストも低いし無視で)

〇動画をコマ補間再生できるRadeon(専用2GB)選択可
(この場合のみ冷却ファン強化されるものの、投稿時点でi5以上が条件)

〇選べる指紋センサーは電源ボタン一体型。ログインまでが1タッチ

〇外部モニタへ4K@60Hz出力可(メモリ8GB以上かつType-C経由)

〇65Wアダプタなら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(ポータブルなHDDや光学ドライブ常用するのにも65Wお勧め)

〇カメラは使わん時、シャッターで覆える

〇USBは3.1がフルサイズ×2+Type-C×1、2.0がフルサイズ×1

Type-Cは電源兼用です。Thunderbolt 3無いですが、
Type-Cドック(純正アリ)使えば
帰宅後は電源や周辺機器と一発接続可能です。

【短所・注意点】

×SDスロット無し

×画面にIPS選んでも多少の個体差。発色はいずれも薄い

ThinkPadは下位モデルのパネル供給を
2~3社に競合させてコストダウン図ってます。

E14は誤魔化し効かない非光沢ゆえ、お届けされる個体に
ギラ粒やコントラストの問題が皆無とは断言できませんが
最悪、ミヤビックス(低反射えらべて簡単に貼れるフィルム)貼っちゃえば
NECや富士通の15.6″下位モデルには見劣りしないレベルです。

天板を閉じると排気口が塞がって、性能を発揮しない

スタイル優先の民生用じゃ今時、珍しくもありませんが、
業務用としてが一級品なThinkPad TやPシリーズだと
閉じたままの運用も想定されており、このレイアウト有り得ません。

E14でもいずれ、Core i7-10710選べる様になりますが、
レノボによる検証もi5+Radeon+デュアルストレージが精々ですし、
Eシリーズに高発熱な構成、用途は避けた方が無難です。
(逆に、吸気ガバガバなD社やH社だと、快適なのは最初の1年w)

内蔵ディスプレイが綺麗じゃないのに外付すると邪魔になる
って辺り入門機(すなわちメイン)に向かない理由ですが、
優れた操作性で軽作業をスタイリッシュにこなせ、しかも安い
E14なら、サブPCとして無敵です。

入門機には寧ろ、Tシリーズお勧め!
14型で本体価格がEの次に安いT490では、
表示品質でも他社を圧倒するWQHDやら
好バランスな「省電力」FHDが選べます。

冷却ファンも、低回転でEより冷える
見るからに立派なヤツ載ってますから、タワーPCの代替すら可能です。

【E14のお勧めカスタマイズ】

「メモリー」は1スロットなので注文後の増量は交換になりますが、
デュアル・モニタするんじゃなきゃ8GBで充分です。

OptaneはSSDと排他なので普通にSSD選びましょう。
SSD選択してあればWindowsはそこへインストールされて出荷されます。
使い倒した時の応答性を考慮すれば理想は256GBですが、
この価格帯の1万増はデカいので無理は言いません。

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