XPS 13 9380(2019年版・変形なし)の長所・短所
(カラバリ選べる構成は下記を参照して下さい)
【この機種の立ち位置】
①鞄への収まりが最も良い13.3型モバイル
(本体薄さは天板込み11.6ミリ。設置面積もA4判から幅5ミリ出るだけ)
②片手で開け、後はワンタッチでログインまで可能
(電源ボタンに指紋センサー搭載)
③上横の画面枠わずか4ミリ。表示品質も概ね良好
外装はアルミ削り出し、
内装は黒の場合がカーボン、白の場合がグラスファイバーです。
選べる画面は
・FHD非光沢(タッチ無し。本体1.16kg~)
・4Kタッチパネル(低反射ゴリラガラス4で画面枠まで覆い本体1.23kg~)
で、いずれも色再現性に優れ(sRGBほぼカバー)、
明るい所でも見易く(広視野角IPSで最高400カンデラ級)、
暗い所でも目が疲れ難い(ギラ粒なく輝度さげてチラつかない)
です。
4Kの方は・・
【その他、特徴】
〇本体薄さを考慮すれば違和感すくないキーボード
ストローク1.3ミリですがコスト掛けてるのか
VAIOや13.3型LAVIEより明確に打ち易く、
この辺さすがは世界戦略機です。
バックライトも搭載し、
印字スッキリの英語配列も選べます。
(この機種に限らずEnterキー横長なので日本語変換には慣れ要する)
〇カメラも画面上に来て違和感なし←New
〇マカフィー1年分付属
【短所・注意点】
×ディスプレイ開く最大が135°。仰向けや膝上で使用し難い
×スピーカーは1W×2と非力で実際、音量が小さい
×自室だと、低負荷でも冷却ファンに一定の存在感
ファンは2基搭載ですが、内部スペースさえ許せば
大口径ファン1つで静音稼働できたハズです。
これはコンパクト筐体+大容量バッテリ(52Wh)のシワ寄せ
なので、ご自宅で使う比率の高い人向けではありません。
この機種で動画編集お考えの人へ
書き出し長時間だと筐体奥の中央は表裏45℃平気で逝く機種なので
それなりの覚悟は必要です。
△液晶閉じると排気口ふさがってパワー持続しない
(外付モニタ併用する場合など要注意)
×SSD 512GB選ぶのに本体20万円近い(投稿時)
しかもバッテリ持つFHDだと、最大が256GBです。
MicroSDの出っ張りは刺しっぱでも問題ないレベルなので
沢山のデータをローカルに持ちたい場合には
まずはそれで補うのが一般的でしょう。
ご自分でSSD交換する手順は・・
①USBメモリ(この機種だとType-C)にリカバリ作成
②電源を切って底面を外す
③内蔵バッテリ外す
④SSD入れ替え
⑤バッテリ⇒底面の順に元へ戻す
⑥作成したUSBメモリ刺したまま起動
です。②の底面は六角ネジ外すだけじゃパカっと行かないので
そこが難所ですが、後は手数の問題です。
×カラバリ選べる構成も15万円前後~(詳しくは後述)
△薄いので仕方ないが本体にフルサイズのUSB無し
(USB 3.1はType-C×3で内2つがThunderbolt 3)
△付属の電源アダプタが45Wなので外付ドライブにも向き不向き有
(ポータブルの推奨ストレージはSSDで割高)
DELLのアフターサービスには分解清掃の項目が無く、
保証つけてても冷却ファンから異音する程度じゃ対応してくれません。
なので買った当初はベンチマーク優秀でも(防塵設計のThinkPadと違って)
ある程度ご自分でメンテナンス出来る人向けのメーカーです。
XPSシリーズはDELLのプレミアムブランドですが、
材料費たかいだけで組み立てや検品はInspironも共通なので
初期不良率が低い訳でもありません。
落下対応の保証「アクシデンタルダメージサービス」は
ベース保証を延長しないと3年とか選べず割高ですが、
累計補償限度=本体購入金額
なのでその点も要注意です。
【ラインナップ(カラバリ)】
上位パッケージから順に
・「プラチナハイエンド4Kタッチパネル」⇒
4Kタッチ+Core i7+メモリ16GB+SSD 512GB(3色)
~最初からデータ容量ほしいならココまで~
・「プラチナ4Kタッチパネル」⇒
4Kタッチ+Core i7+メモリ8GB+SSD 256GB(3色)
・「プラチナ」⇒
FHD+Core i7+メモリ8GB+SSD 256GB(3色)←白い内装のお勧め
~カラバリ選べるのはココまで~
・「プレミアム」⇒
FHD+Core i5+メモリ8GB+SSD 256GB←今時モバイルの定番構成
(外装が銀、内装が黒のみ)
~色んなアプリ使いたいならココまで~
・「スタンダード」⇒
FHD+Core i3+メモリ4GB+SSD 128GB←上級者がモバイル専用に使うならアリ
(筐体色は同上)
となっており、それぞれでWin 10 ProやOffice有無を選択できます。
この機種は購入後にメモリ容量を変更できませんので
圧倒的に安い、最小構成のスタンダードは
用途(コンテンツ消費や文書作成)と
使用者(軽いアプリの選択や、こまめにメンテ出来る人)の両方を選びます。
随分キビシイ紹介になってしまいましたが
そもそも極薄モバイルってのは、利便性の取捨選択までがデザインですから
多少の不便は別PC併用で補うこと前提なのです。
もっと言えば今時、この敷居の高さ無しにエクスクルーシブは気取れませんから
出先で使って意識高い系って言われる為には寧ろ、歓迎できる弱点ばかりじゃないでしょうか?
詳細画像はコチラ↓(メーカー公式ページへ)