XPS 15 9520の長所・短所
(4K+以外は白キーボードも選べます)
【この機種の立ち位置】
①ご自宅でも充分な縦一覧性 & 極限までコンパクトな筐体
(15.6型16:10画面+4辺狭額縁。薄さ18.5ミリ)
②画面は3種類から選べて、表示品質はいずれもハイレベル
(★5点を一般的な満点とする)
特性↓画面→ | FHD+ | 3.5K | UHD+(4K+) |
---|---|---|---|
形式 | IPS | OLED | IPS |
タッチパネル | 無 | 有 | 有 |
色域 | ★★★★★ (sRGB 100% Adobe 80%) |
★★★★★★ (sRGB 100% Adobe 98%) |
★★★★★★ (sRGB 100% Adobe 100%) |
最高輝度 | ★★★★★★ (570cd) |
★★★★ (380cd) |
★★★★★ (530cd) |
コントラスト | ★★★ | ★★★★★★ | ★★★★ |
応答速度 | ★★★ | ★★★★★★ | ★★★★ |
低反射処理 | ★★★★★ | ★★ | ★★★ |
目の疲れ難さ | ★★★★ (フリッカ無し、 僅かにギラ粒) |
★ (全域で フリッカ) |
★★★★ (ギラ粒、フリッカ 無いが輝度必要) |
バッテリ持ち | ★★★★★ (i7以上選択時) |
★★★ (WEB9時間) |
★★★ |
③ウーハ2.5W×2+ツイータ1.5W×2の大迫力スピーカー
(音量50%でもキーボード面が振動w)
④ケースは最高品質の削り出しアルミ & あと3年モデルチェンジ無さそう
(ヒンジ剛性も充分だし、XPSじゃこの15が最も質感たかい)
⑤12~14コアのHプロセッサ搭載。i7、i9構成には専用4GBのGeForceも
⑥メモリDDR5だし、SSDはPCIe 4.0もう1つ増設可
(底面あけるには、ネジ外して筐体奥にヘラ)
⑦負荷かかっても冷却ファンの立ち上がり穏やか & 回っても静か
(年追うごとに静かになっており、12世代i7+3050Tiも例外じゃない)
ただし一台で完結する機種じゃなく(後述)、
「結果を出したい」クリエイターさんが
奮発して買うべき類ではありません。
【その他、特徴】
〇本体1.84kg~2kgちょっと
(最軽量構成はFHD+画面+非GeForce)
〇i7、i9構成には86Whの特大バッテリ搭載
(3.5K+i7+3050Ti構成で黒背景Web閲覧9時間。i5⇔非GeForceだと56Wh)
〇キーボードはストローク1.3ミリ「にしては」タッチ良好
(15型なのにテンキー無く、ホームポジションが自然)
〇SDスロットはデジカメと共有し易いフルサイズ
(しかも高速規格のUHS-II対応)
〇電源ボタンに指紋センサー搭載。ログインまでが1タッチ
【短所・注意点】
△タッチパッド特大かつ滑らかだが押した感覚に乏しく結局、マウス要る
×USB-C×3で内2つThunderbolt 4だが、USBフルサイズ無し
(その代わり、USBフルとHDMIが1つずつ付いたUSB-Cドック同梱)
×カメラにプライバシーシャッター無し
×HプロセッサやGeForce「目当て」だと裏切られるパフォーマンス
Cinebench R23マルチのi7スコアは平均より13%低く、
R15ループでの落ち込み顕著な事から排熱不足が原因です。
(熱はパームにこそ伝わらんが、i7+3050Tiだとキーボード中央50℃超えも)
静音性で劣らないASUS TUF Gaming F15なんか
同CPUで36%ものハイスコア叩き出す訳ですから、
XPS 15のデザイン偏重は否定できません。
せっかく3050 Ti選んでも、ダウンクロックされてて
高速メモリでの挽回がやっとです。しかもグラフィックパワーは
バッテリ駆動じゃ更に下がると来たもんだw
△エクスクルーシヴな本体価格
筐体に掛けてる材料コストがハンパ無いので
投稿時20%クーポン適用でも、FHD+で22万円~
4K+となるとi7+RTX 3050スタートで30万弱~です。
でも仮に、22万の最小構成(GeForce無し+i5+FHD+画面)を
コスパ悪いって言うのなら、排気量の小さい外車はどうなるよ?
「毎日 × 長時間使うものに多少の贅沢はあって良い」
って感性なしに、クリエイター稼業が務まるとも思えません。
この機種が謳う「クリエイター向け」は
ユーザの想定であって、用途の想定じゃない
って所が結論になります。
【お勧めカスタマイズ】
という事で、
物欲なら最小構成でも粗方みたせるハズです(笑)
200%表示の美文字で常用したい方だけ、4K+ご検討って感じでしょう。
広大なパームレストが邪魔してタッチパネルは遠いです。
この表面処理だと黒いパームは指紋が目立ちますが、
4K+以外ならキーボード面に白も選べます(本体色フロスト)。
詳細画像、最新価格はコチラ↓(メーカー公式ページへ)
XPS 15ノートパソコン(2022年3月25日発売)