HP ZBook x2 G4の長所・短所

(「法人向け」ですが普通に個人購入可)

【この機種の立ち位置】

14型で背面スタンド付のワークステーション級タブレット

Quadro M620(専用2GB。インテル内蔵と切替可)を搭載します。
QuadroはNVIDIA社が自社工場で生産・選別し動作保証するグラフィックで、
高性能と安定性を両立する所がGeForceとの違いです。
なのでQuadro搭載だと「ワークステーション」名乗れる訳ですが、
M620クラスの性能だと主な用途はマルチモニタでしょう。

この機種も本体にThunderbolt 3を2ポート装備し
それ経由で外付2画面、内1台なら4K@60Hz出力まで可能です。

◎本体画面は4KでAdobe RGBカバー率100%の鮮烈な発色
(色調整に有利な10bitパネル。低反射IPS)

◎4,096段階の筆圧を検知するペン付属

方式はワコムEMRで、
画面に添えた手には反応しないパームリジェクションや
消しゴム機能も付いてます。ペンへの充電も不要です。

◎煩わしさからユーザを解放するキーボード

付属キーボードはバックライト付で日本語配列、
ストローク1.5ミリと標準的です。
キー入力はタブレットと切り離して無線で可能ですし、
キーボードの充電はタブレットと接続して自動でも可能です。

本体構成は全てWin10 Pro、メモリ16GB以上、SSD 512GB以上と
創作活動に充分な内容で、短編動画の編集用に第8世代Coreも選べます。
(いずれも薄型ノート用Uプロセッサ)

【その他、特徴】

〇MobileMarkで10時間のバッテリ持ち
(ただしQuadro無効時。30分で0⇒50%まで急速充電可)

〇指紋センサー搭載

〇Thunderboltの他にも、本体にフルサイズUSB 3.0有

〇パーツ保証は標準で3年

【短所・注意点】

×付属キーボードはEnterキー右に1列ボタンあり

△タブレット本体1.7kg、厚さ1.46センチ

キーボード込だと2.2kg、厚さ2センチです。
これはタブレット本体に冷却ファン2基搭載で
安定動作を最優先した結果でしょう。

14型といっても画面枠にアプリ連携ボタン等あって
コンパクトとは言い難いですし、
タブレットであるメリットも手に持って使えるというよりは
キーボード邪魔にならないって程度です。

まぁ単体モニタにも滅多ないレベルの表示品質でペン入力まで可能となると、
この値段でも印刷関連のクリエーターさんは納得するでしょう。ただ経験上、
エロ動画みるだけなら4KもAdobe RGBも全く貢献しませんから。。

詳細画像、最新価格はコチラ(HP公式ページへ)
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