HP EliteBook 830 G6の長所・短所

(法人向けとありますが、普通に個人購入可)

【この機種の立ち位置】

HP社13~14型でお勧め3要件みたす最安機種
(フルHD以上+インテル無線+検品体制。当機は13.3型で、インテルWi-Fi 6可)

手触り良く剛性も充分な薄型アルミ筐体(薄さ17.7ミリ。プラ部分は後述)

③ストローク1.5-1.7ミリの違和感ないキータッチ
(キーボードは防滴とバックライト付。LTE無しのWi-Fiモデルは英語配列も選べる)

④マウス操作を代行できてキー入力が捗るポイントスティック付
(マウス不要とまでは行かんがThinkPadから乗り換える不便さは軽減)

⑤選べる画面は、いずれも視認性に優れる非光沢IPS(フルHD。詳しくは後述)

大容量50Whバッテリで最大14.3時間持ち(JEITA 2.0)

⑦米軍規格の頑丈防塵設計

⑧国内で完結するEliteブランド専用サポート

⑨実用構成(メモリ8GB+SSD 256GB+インテル無線)でも税抜10万ちょっと~
(Wi-Fiモデルが該当。発色より価格重視ならこのCore i3構成お勧め)

13.3型ノートの多くは軽量・薄型を優先するあまり、連続8時間×365日×3年
といった普段使いが出来る耐熱・静音・防塵設計にはなってません
(冷却ファン回し続けて排熱した方が返ってバッテリ持つので、レッツ等はその方向)

ちなみに小ぶりなデスクトップPCも多くは
デスク用プロセッサ(=ノート用の選別落ち)に小型ファン組み合わせてるので
うるさいか排熱ダメかのどちらかでして、メーカー的に手軽なのがありません(笑)

そういった中、このEliteBook 830はリアル・モバイルでありながら、
Thunderbolt 3やドック端子を併用しつつテレワーク程度の普段使いまで
カバー出来る貴重な存在です。

メモリも2スロットとも交換できるので32GBまで可能ですし(交換ビデオはコチラ)、
HDMIこそ2.0じゃないものの、仕様では4K@60Hz出力も謳ってます。

搭載される画面は3種ありまして、
覗き見防止(ON/OFFは出荷時F2一発)が付いた「SureView」は1種ですが、
その機能ない画面はLTEモデル、Wi-Fiモデルでパネルが違います。

それぞれの特性は以下の通りです。

特性↓画面→ SureView LTEモデルSV無し Wi-FiモデルSV無し
色域(sRGB) 94% 90% 63%
最高輝度実測 700cd 400cd 240cd
コントラスト
チラつき難さ ×

非光沢ですが、3種ともギラ粒は気になりません。

現行ノート最高レベルに明るいSureViewは
輝度を落とすと多少チラつくので専ら野外で使う人用です。
写真編集するのにも輝度ムラが気になります。

Wi-FiモデルのSV無し画面は輝度40%以下だとチラつきますが、
一般的な照明下で事務作業するのに丁度良いのが輝度100%付近なので
問題ないでしょう。その代わり暗い所では四隅からの光漏れも目立ち、
いかにも低コストIPSってパネルです。

EliteBook 830のラインナップはLTE(GPS付。MicroSIM)モデルがWin 10 Proのみで

SureView画面+Core i7+メモリ16GB+SSD 512GB(税抜18万~)
・そのCore i5版(16.5万~)←出先しか使わないならコレ
SV無し画面+Core i5+メモリ8GB+SSD 256GB(14万~)←普通コレ一択!

となってます。(価格は全て投稿時)

一方のWi-Fiモデルですが
SureView無しの方はコスパ悪いと意味ない画面なので
上記⑨でご紹介した実用最小構成で充分です。

一方のSureViewはLTEモデルよか手が届き易いものの、
屋外に特化した画面にテザリングの煩雑さ組み合わせた
ビンボー構成なんかお呼びじゃないっつーの(笑)

【その他、特徴】

〇冷却ファン静かで低負荷時ほぼ無音。コイル鳴きすらも無し
(排熱や応答性も問題ないが、ベンチマークは冴えない)

〇ディスプレイは片手で開け、使いだしスマート
(その代わり開く最大が135°なので、お行儀よく使う用)

〇指紋センサー搭載

〇カメラは使わん時、シャッターで覆える

〇本体USBはご紹介したThunderbolt 3×1の他、フルサイズ3.1×2

〇保証は「3年オンサイトアクシデントサポート翌日対応(+16,300円)」で充分

落下・水濡れにまで出張修理で対応してくれます。
4年や5年ってメニューもありますが
保証期間を長くしても累計の補償上限(=PC本体の購入金額)は変わりませんから、
加入料の差額だけではお得度が計れません。

ちなみにカスタマイズ画面でこの保証を選ぶと、下の項目で
「電子版登録案内レター(追加料金なし)」にもチェック入れる事を要求されます。

【短所・注意点】

△剛性+質感+バッテリ容量重視で、今時のモバイルにしては重め(1.4kg前後)

△本体にはプラスチック部分もあって、液晶とキーボードの枠がそれ
(LTEモデルは天板端のアンテナ格納部も)

詳細画像、最新価格はコチラ(HP公式ページへ)
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