HP Pavilion Aero 13-be1000の長所・短所
(カラバリは↑の他に白もあります)
【この機種の立ち位置】
①A4判にほぼ収まるコンパクト筐体で本体1kg切り!10万円切り!
(957グラムで薄さ18.9ミリ。価格は9.9万~)
②従来14型より画面縦が大きい13.3型16:10
(画素数もフルHDより縦に多い1,920×1,200px)
③視認性、目の疲れ難さ、色再現まで優秀
(非光沢IPSで最高輝度460cd。ギラ粒やフリッカ無し。色域sRGBほぼ100%)
④エンコ性能、体感に加えバッテリ持ちも改善された第4世代Ryzen搭載
(Ryzen 5が6コア、Ryzen 7が8コア)
⑤動画ストリーミングまでの低負荷だと冷却ファン殆ど動かない
(高負荷も静かで、表面の何処かが40℃超える事も無さそう)
電力設計が大人しく、規定TDP超えない機種なので
Cinebench R23マルチのスコア控えめですが、
Ryzen 7がi7-1165G7(4コア)に大差つけるのに変わりありません。
体感を決めるシングル性能も1165G7に劣りませんし、
バッテリ駆動でもこれら性能を維持します。
ラインナップは全モデル、カラバリ2色で上位から
パフォーマンスモデル:Ryzen 7+メモリ16GB+SSD 512GB+Win 11 Pro
スタンダードプラス: Ryzen 5+ 16GB+ 512GB+ Home
スタンダードモデル: Ryzen 5+ 8GB+ 256GB+ Home
ですが、
・本体注文後のメモリ変更不可
・SDカードスロット無し
には要注意。
【その他、特徴】
〇バッテリ持ちはRyzen 7構成を輝度150cdでWEB閲覧して9時間ちょっと
(容量43Wh)
〇スピーカーは音量を大きくすると音割れするが、音質は悪くない
〇指紋センサー搭載
〇4K@60Hzを大型テレビへ直接だせるHDMI 2.0装備
〇USBはフルサイズ×2+Type-C×1
(電源端子は専用あるが、USB-C充電可)
【短所・注意点】
ひと様にお勧めするには、癖のあり過ぎる機種です。
×Wi-Fiマトモに繋がったとして、速度はインテル無線の2/3~半分
通信速度はボトルネックになり易く、PC全体の快適性を決めてしまいます。
この機種を買ってしまった方は、USBの無線子機と比較しながら
ご自分の環境で子機が必要かご判断下さい。
この機種のRealtek無線ですが
数ヶ月、遅いと1年後の障害発生もありましたから
その時の備えにも子機あれば安心です。
(こんな覚悟してまで購入すべきモバイルあるとも思えんが)
△筐体たわみ大きく、高コスト素材の同社ENVY、Spectreより軽いだけの事ある
この機種は天面耐圧300kgf謳いますが、点では1/10無理でしょう。
天板、パーム、底面ともマグネシウム・アルミ合金ですから
見た目の安っぽさはありません。
△冷却目的のリフトアップヒンジにありがちで、使う姿勢が限られる
ディスプレイ開度は最大140°ですが、
壊しそうで最大まで開けませんから膝上、仰向けが使い難いです。
×日本語キーボードだがEnterキー右に不要な1列。ストローク1.3ミリも浅め
タッチした感覚ハッキリですし、たわみも無く普通には打てますが
打鍵音は大き目です。電源ボタンがBackspace上ですが
短く押しても反応しないので、誤爆でスリープはありません。
△ディスプレイ閉じてると排気が塞がって性能を発揮しない
×カメラにプライバシーシャッター無し
本体価格を度外視した挑戦的個所も少なくないですが
自分で使う気があれば、こういう設計にはならんでしょう。