【この機種の立ち位置】
①16:9画面ではThinkPadのフラッグシップ・モバイル
②14型で本体1.3kg、天板込の薄さ僅か16.1ミリ
(UHDかLowPower画面選択時。それ以外は16.8ミリ)
③剛性一本やりで米軍規格クリアした高コスト筐体
(カーボン天板+マグネシウム骨格+アルミ底面)
④選べる画面は全て非光沢IPSで視認性良好(タッチもオンセル)
⑤特にUHDの鮮烈な発色は、出先で目を引くこと間違いなし!
(AdobeRGB 100%、最高輝度500cd仕様でHDRにも対応)
⑥他のTシリーズに先駆けて、高速規格のPCIe 4.0対応
(対応SSDに交換すれば速度でる。注文時2TBは残念な価格だが)
⑦一般的な事務作業くらいじゃ騒音は皆無
(コイル鳴きすら。ファン回る用途でも音質は気になり難い)
⑧4G LTEも最小構成から選べる(+2万円弱)
⑨バッテリ実駆動はLowPower画面で10時間、UHDで7時間
(輝度150cd時。輝度最大でそれぞれ8H、5H。大容量57Wh)
⑩ユニ黒ダウンの羽すわない防塵で、使う場所を選ばない
モバイルってのは一般的に
薄型・軽量化の過程で排熱やら保守性は脱ぎ捨てるものですが、
代々T14sはそこ防衛線として可搬性を両立させるコンセプトなので
持ち運びや長時間稼働で酷使しても
期待どおりの耐用年数をシッカリ勤め上げるでしょう。
G2世代でついに、キーストローク1.5ミリ、
トラックポイントもボタンが平面的になりましたが
前者はクリック感、後者はポインタ精度でカバーしており
従来ユーザさんも妥協できるレベルかと思います。
画面は最小構成から全種えらべて5種類ありますが、
表示品質お求めならUHDとFHD LowPowerの2択です
(いずれもタッチ無し)。
ノートで4K高精細を体感できるのは15.6型以上と思われますが、
当機種UHDの奏でる彩りは日常体験し難い程なので
バッテリ持ち許容できる人には、お買い得とも言えます。
T14sで大多数が選ぶであろうLowPower画面の方は
(パネル供給元2社とも拝見しましたが)、いずれも
最大輝度が370cdと標準以上(色調整後)、ギラ粒や光漏れ無く
明るさ50%以上ならチラつきもありません。
色域もsRGB 92~95%と鑑賞に堪える綺麗さです。
無線LANは当然、インテルWi-Fi 6ですが
T14s G2でもAMD版の日本向けだとインテル無線なく、
瞬発力もRyzenはCore i 程じゃないので
G2世代のT14sはインテルCPU版一択です。
【その他、特徴】
〇ディスプレイは180°開けて姿勢も選ばない
(G2からは黒ボディといっても濃い灰色で、指紋が目立ち難い)
〇スピーカーは中高音よりだが、音質は悪かない(2W×2)
〇選べる指紋センサーは電源ボタン内蔵式。起動⇒ログインが1タッチ
〇大型TVへ4K@60Hzが直接だせるHDMI 2.0装備
〇USBは3.2フルサイズとThunderbolt 4が2つずつ
(後者は電源や専用ドックと兼用)
〇65Wアダプタ(非スリム)なら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(ポータブルなHDD常用するのにも65Wお勧め)
〇選べるカメラはプライバシーシャッター付
〇底面はネジだけで簡単に外れ、SSD交換なら比較的容易
【短所・注意点】
×SDカードスロット無し
△メモリは本体注文後の変更不可
(デュアルチャネルで8~32GB)
△瞬発力に優れる一方、待ち時間が数十分と掛かる処理は苦手
ThinkPad独自の電力配分により、Cinebench R15マルチのi7スコアは
電源接続なら他メーカー平均より1割以上高いですが、
長距離走のR20マルチだと息切れして平均より僅かに低いです。
(底面アルミって事もあり、s付かないT14程は熱がこもらない)
バッテリ駆動でIris Xeがフルパワー出せるだけ立派ですが
少なくとも、同CPU搭載のT15(15.6型)に持久力で敵いません。
△キーボード交換はT14やX13と違って工程が多すぎ、個人じゃ無理
【直販でのお勧めカスタマイズ】
LowPower画面はカスタマイズ項目だと
「400nit、72%NTSC」って書いてある選択肢です。
(nitは輝度cdと同じ。NTSC 72%はsRGB 100%と同レベルの色域)
メモリは外付モニタご予定だったりUHD選択なら16GB一択です。
という事で、お勧め最小構成は
Core i5-1135G7+メモリ16GB+SSD 256GB
+「400nit、72%NTSC」画面
+指紋センサー+日本語キー(バックライト付)
+65Wアダプタ(非スリム)
とやって、投稿時クーポン適用13.8万円って所です。
ココから追加検討するにしても、
・Win 10 Home⇒Pro
・UHD画面(無難なモバイルお求めなら不要)
・4G LTE
・英語キー(迷ってる時点で不要)
辺りが精々でしょう。