ThinkPad P40 Yogaの長所・短所
【この機種の立ち位置】
◎14型ながらQuadroグラフィック搭載のモバイル・ワークステーション
Core i7(2コア)+Quadro M500M(専用2GB)ですが安定動作は見込めます。
独立グラフィック搭載しない薄型ノートと違い
グラフィック全開時のCPU上限(1.5GHz前後)もありませんし、
GeForceと違い
Quadroは全数がNVIDIA工場で生産⇒動作確認された選別品です。
ThinkPadは静音性重視かつ埃も吸い込み難い設計な為、
ハイスペックや薄型機種には排熱が疎かになるモデルがあるのも事実です。
このP40 Yogaは高負荷連続でボディが40℃上回る箇所があったにしても
排気口ある奥側に限定されますから、まだマシな部類です。
◎360°回転ヒンジ採用で4スタイル利用できる
(180°以上ディスプレイ開くとキーフレーム上昇しキー凸隠す&ロック)
◎優れた一覧性(フルHD以上)、視認性(広視野角IPS+ダイレクトボンディング)
光沢液晶のWQHD(縦1,440px)はデジカメ画像をクッキリ表示する反面、
現状では一部アプリで表示に工夫が必要です。しかしこちら選べば
・鮮やかな発色(sRGB比103%)
・最高輝度300カンデラと野外でも見易い
・パネルメーカーが一社限定なので個体差なし
と、同じWQHDのX1 Yogaを表示品質で上回ります。
P40ではパネル重量を10グラム単位で切り詰める必要が無いですし、
同じ理由でキータッチもX1 Yogaよりシッカリしています。
◎2,048段階の筆圧を検知し、本体に収納できるペン付属
(更に太いペンの別売も有。いずれもワコム製)
◎キーボードのホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」
殆どのアプリで横スクロールまで可能です。
トラックポイント自体はThinkPad共通ですが、
14型はホームポジションが中央に位置する最大画面サイズ
って所に意義があります。キーボードバックライトも搭載します。
(これより大画面のThinkPadはテンキー付)
◎米軍規格の頑丈設計で本体1.8kg、薄さ19.9ミリ
◎周辺機器や電源に一発接続できる「Lenovo OneLink+」ドック(別売)
【その他、特徴】
○バッテリ持ちは9.4時間(WQHD選択時のJEITA 2.0)
○メモリスロットは1つだが最大16GBにまで変更可
○内蔵ストレージが2.5インチ7ミリ厚なので大容量SSDを安価に導入可
(その代わり、X1やT460sと違ってNVMe SSDに非対応)
○指紋センサー選択可
○本体にUSB 3.0×3ポート
落下・水濡れにまで対応する保証「アクシデント・ダメージ・プロテクション」
への加入は、本体購入後1年以内で構いません。(料金表はコチラ)
一度の修理コストが15万円までなら何度でも無料修理を受けられます。
(この機種は保守サービス区分では「Yogaシリーズ」に含まれません)
【短所・注意点】
△DVDドライブ非搭載
△膝上での高負荷作業は厳禁
排気口ある奥側は筐体表面が50℃超える事もあります。
ですからCPU邪魔しない程度のグラフィック性能、
軽さより綺麗な画面を求める人にお勧めします。