ThinkPad T470sの長所・短所
【この機種の立ち位置】
守備範囲の広さ+トータルコスパで独走する大画面モバイル
(14型。本体約1.3kg、薄さ1.88センチ)です。具体的には
◎一覧性(フルHD以上)、視認性(広視野角IPS非光沢)を両立
最近は格安スマホですらフルHD当たり前ですが、
その画素数を一覧性に活かせる画面サイズの最小は13.3型辺りです。
14型のこの機種なら、より万人向けと言えるでしょう。
YouTubeで景色の動画みる場合も
1080p⇒1440p⇒2160p(4K)と画質アップしてく過程で
1440pへの変更が一番感動しますから、
WQHD液晶(縦1,440pxで縦横比も一般的動画と同じ)なら
フルHDノートとは違った世界まで垣間見れるハズです。
この機種で選べるWQHDなら表示品質も、
東芝13.3型に準ずる正確な色再現性(T470sはsRGB比95%前後)と
目の疲れ難さ(ギラ粒なく輝度下げてもチラつかない)で
用途を選びません(パネルは2ベンダあるが個体差皆無と言って良い)。
なお、中位モデル以上ThinkPad全てに当てはまりますが
この機種もディスプレイは180°まで開き、使う姿勢にも縛られません。
◎定評あるキータッチ。ホームポジションでマウス操作まで可能
ThinkPadキーボードわざわざ選ぶタワーPCユーザも少なからず
居られますから使い勝手は推して知るべしです。
ThinkPadでテンキー無しキーボードの最大画面は14型ですから
ホームポジションが中央に位置するこの機種なら15.6型より逆に窮屈しません。
(当サイトで15.6型ThinkPadを冷遇してる理由の1つ)
◎米軍規格を余裕でクリアする頑丈設計
(誤って靴で踏んでも壊れない天板。ケースは軽量素材で定番のマグネシウム)
◎殆どの構成で米沢生産えらべる
(ThinkPadは日本で開発されてるので、米沢なら普通にMade in Japan)
◎分解し易い筐体+部品交換が動画公開されてて保守性はピカイチ
(次PC売れないわサポート儲かんないわって所にコスト掛けるThinkPadは異常)
【その他、特徴】
〇選べる指紋センサーは最新鋭のタッチ式
〇Thunderbolt 3×1ポート+USB 3.0×3ポート
(本体Thunderbolt 3経由なら4K@60Hz出力可)
〇専用ドッキングステーションも各種えらべる
ThinkPad本体の
落下・水濡れにまで対応する保証「アクシデント・ダメージ・プロテクション」
への加入は、本体購入後1年以内で構いません。(料金表はコチラ)
一度の修理コストが15万円までなら何度でも無料修理を受けられます。
【短所・注意点】
△FHDはタッチ、非タッチ共に3ベンダずつ。表示品質に個体差大
なのでFHDの方は他人様にお勧め出来る選択肢とは言えません。
(FHDパネルは上位モデルX1 Carbonと共用じゃない)
△Win7(+第6世代Core)モデルはその、FHDしか選べない
△バッテリはフロント・リアに分かれてるが、交換はどっちも分解式
△DVDドライブ非搭載
冷却ファンは、Core i5搭載で軽作業なら安定して静かです。
ダウンジャケットから抜けた羽を吸い込まない防塵仕様なのも
安心材料ではありますが、動画編集の書き出し時はコレ裏目に出て
底面が結構な高温になりますから注意して下さい。
(膝上を検知して性能を抑制する設定も一応はある)
以上T470sまとめると、
軽作業にはコレ以上不要!ってレベルの作業性、
薄型モバイルとしても通用するのにお値段は
(より薄型軽量なX1 Carbonあるせいで)控えめって機種です。
使ってる人まで賢く見せる筆頭機種と言えるでしょう。
【直販でのお勧めカスタマイズ】
「プロセッサー」はこの機種の性格上Core i5で充分です。
「メモリー」はWQHDなら8GBが適当で、
それ以上は2画面出力する人のみ検討すれば良いでしょう。
(2スロットある内、1スロットは交換や増設が可能です)
「キーボード」の日本語・英語の違いは主に
Enterとスペースキーの形状です。
なので日本語かくならローマ字入力でも
日本語キーボードが無難です。
「ハード・ディスク・ドライブ」はこの機種の場合M.2 SSDのみです。
良い子の皆さんが使い続けても遅くなり難い256GB以上をお勧めします。
(私の様な悪ガキだと、どうせ交換するストレージにゃお金は掛けません)