ThinkPad T580 4K液晶モデルの長所・短所
【この機種の立ち位置】
◎自家用車での持ち運びからデスクトップ代替まで勤まる
15.6型で本体1.95kg~ですが、
成人男性が誤って靴で踏んでも壊れない天板など
ラフな扱いにも耐える頑丈設計です。(米軍規格も余裕でクリア)
LTE選べばNano-SIMスロットも使えます。
◎200%表示なら一覧性・視認性・美文字まで無難に両立
T580で選べる4KパネルはBOE製で実際にはsRGB比91%ですが、
非光沢IPSなのにギラ粒も無いですし、
厳密な色再現性さえ求めなきゃ4K入門機として充分な表示品質です。
(画面サイズ・発色とも理想はP7xですが、何せ本体価格が倍近い)
◎動画編集が快適は当たり前。24時間稼働×3年でも大丈夫(多分)
大画面=デスク代替と安直に思ってしまいがちですが、
静音・排熱・防塵までタワーPCレベルに揃ってるノートとなると
経験上、ThinkPad Tシリーズ(とPシリーズ)あるのみです。
そもそも他社の大画面ノートには、
天板とじたままの運用すら危なっかしいモデルがゴロゴロあります。
ちなみにThinkPadで第8世代Core選ぶと排熱の関係で
・X1 Carbon(極薄14型)で高負荷続くと性能抑制
・T480s(薄型14型)、T480(14型)、T580ならフルパワー持続
の傾向なので、
コスパ重視のこの機種にはCore i5-8250U辺りが最適です。
◎応答性(SSD)と書き換え耐性(HDD)も両立可
カスタマイズ画面の「ハード・ディスク・ドライブ」の項目で
SSD以外を選択すれば、
その下に「Second Hard Drive」の項目も表示されますから
そちらで128GB SSDを選べます。
この構成だと「セカンド」の方が高速応答なので、
Windowsはそちらにインストールされて出荷されますからご安心ください。
(セカンドに収まるSSDはWWANスロット利用)
あとThinkPad共通になりますが、
◎長文打つのが楽しくなる絶妙なキータッチ
◎キーボードのホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」
(殆どのアプリで横スクロールまで可能)
【その他、特徴】
〇前部バッテリ搭載えらべばPC稼働したまま後部バッテリ交換可
〇GeForce MX150(専用2GB)選べて3画面出力にも対応
(逆にマルチモニタしないならこの程度のGeForce選ぶ必要なし)
〇Thunderbolt 3経由なら外部モニタへも4K@60Hz出力可
充電端子以外のUSBも
Thunderbolt 3対応が1つ、フルサイズ3.0が2つと妥当です。
〇レノボ直販なら延長保証への加入は購入後1年以内でおk
(付けた保証で検品違うかも!?と不安にさせるメーカーは割高)
【短所・注意点】
△動画が2160pか1080pかの判断でさえ、自然な姿勢じゃ難しい
4K動画で立体感を味わうには、せめて17.3型ないとキツイでしょう。
そもそも4Kってのは視界の広さに感動する為の規格であり
そりゃそれで人生観かえてくれる訳ですが、
凡そ視界カンケーねえエロ動画(既に海外は4Kソース当たり前)じゃ
色再現性に優れるフルHD画面(例えばdyna AZ65)に見劣るのが現実です。
△この機種のタッチパネルは4Kじゃ選べない
△フルHDパネルはタッチ/非タッチともマルチベンダゆえ発色に個体差あり
コレがT580で4K以外お勧め出来ない理由です。
複数社から部品調達⇒競合させてコストダウンって構図こそ
ThinkPadが下位機種、下位モデルを安売できてる秘密なんですが、
どの道10万円超えるT580じゃ余程、大量導入しない限り
個体差を許容できません。
△テンキー搭載ThinkPadは、この15.6型が最小
よってホームポジションの偏りも15.6型が最も極端ですし
キータッチしてると正直、もっと左にも画面領域ほしくなります。
私もThinkPadはテンキー有を2台、無しを1台常用してますが、
有の方はいずれも17.3型でキーボード周りに縦横とも余裕ありますから
机に置く時以外で偏りを意識したこたありません(笑)
まぁ15.6型ノートでテンキー非搭載なんて他社にも滅多ありませんが、
ThinkPadなら17.3型や14型って選択肢がせっかく用意されてる訳ですし
キーボードに拘る人も多いでしょうから、指摘しただけの話です。
×DVDドライブ非搭載
△天板含めて薄さ2.02センチの薄型ボディだがグラスファイバー強化プラ製
(よく言えば道具に徹してるが、底面アルミのP7x程の高級感は当然ない)
△わたしゃ違いますがM.2 SSDに拘るなら注文時にその構成えらんどく方が無難
(この機種だと2.5インチスロットへの取付パーツが別途要る)
【レノボ直販でのお勧めカスタマイズ】
「メモリー」は「ディスプレイ」がUHD(4K)なら8GB以上を選んで下さい。
「キーボード」はカッコ付けて英語配列えらぶと
Enterキーの形状(横長で縦は1段)に慣れを要します。
「電源アダプター」はドッキングステーション使わずに
ポータブルHDDなど常用するなら65Wが無難です。