ThinkPad X1 Carbonの長所・短所

X1C2016

【この機種の立ち位置】

◎米軍規格の頑丈ボディで14型なのに1.18kg、薄さ16.45ミリ
(バッテリ持ち9.8時間(JEITA 2.0)でキーボードも防滴)

画面は多くの用途に使える非光沢IPS

WQHD(縦1,440px)とFHD(縦1,080px)から選べます。

WQHDはデジカメ画像をクッキリ表示する反面、
現状では一部アプリで表示に工夫が必要です
しかしコチラ選べばPanasonic製、LG製どちらのパネルに当たっても
色再現性で失望する事は無いでしょう。(sRGBに迫る色域でギラ粒なし)

一方のFHDは、一覧性と美文字の両立具合こそWQHDに一歩譲りますが、
この機種で採用されてるFHDパネルは発色も悪くなく(sRGB比83%)、
コントラストや最高輝度に至ってはWQHDを上回り(300カンデラ級)、
ギラ粒やチラツキも皆無ですからコチラのが無難ではあります。(AUO一社供給)
バッテリもFHDのがより長持ちします。

キーボードのホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」

殆どのアプリで横スクロールまで可能です。
トラックポイント自体はThinkPad共通ですが、
14型はホームポジションが中央に位置する最大画面サイズ
って所に意義があります。(これより大画面のThinkPadはテンキー付)

肝心のキーボードはThinkPadとしては、たわみが大きいですが、
ストローク2ミリと充分でクリック感もシッカリしており、
軽くタッチする分には充分快適と言えるでしょう。
(バックライトも搭載します)

◎開発を大和が、最終組立を米沢が担当する「Made in Japan」モデル

周辺機器や電源に一発接続できる「Lenovo OneLink+」ドック
(別売。端子接続なので当然ながら、後述するWiGigより高速・安定)

【その他、特徴】

○Win7選択可

Win7選択した場合にはWin 10メディアを無料請求できます。
Win7のまま最長で2020年1月まで使えます。

○インストールや巨大ファイル読み書きで威力を発揮するNVMe対応SSD選択可

この機種は全てSSD搭載ですが、NVMeのベンチ速度はSATAの2倍です。
ただしNVMe SSDは発熱も少なくないので、薄型特化のこの機種なら
バッテリ持ちも考慮してNVMe以外の安い方をお勧めします。

○本体にUSB 3.0×3ポート

○「ワイヤレス」の項目で「インテルTri-Band」選択すればWiGigドック付属
WiGig

これはノート本体のワイヤレス充電が実現するまでの過渡期の技術です。
付属するWiGigドックの冷却ファンも、ノート本体のそれよりうるさいです。
現状でノート充電しながら使うのであれば、
前述のOneLink+を超える利便性はありません。

ThinkPad本体の
落下・水濡れにまで対応する保証「アクシデント・ダメージ・プロテクション」
への加入は、本体購入後1年以内で構いません。(料金表はコチラ
一度の修理コストが15万円までなら何度でも無料修理を受けられます。

【短所・注意点】

△頑丈と言ってもX1シリーズは、衝撃をしなやかに受け止めるタイプ

剛性だけでは
軽量・大画面・バッテリ容量といった相反要素は満たせません。

△注文後にメモリ容量を変更できないのでカスタマイズは最低でも8GB推奨
(Win10以降はメモリ4⇒8GBでグラフィック割り当ても倍増)

△SDカードスロットがmicro

△DVDドライブ非搭載

静音性重視なので長時間エンコではCore i5でも底面40℃超える事があります。
膝上使用を検知してピーク性能を最適制御する「インテリジェント・クーリング」
もそれなりに効果ありますが、過信は禁物です。

X1 Carbonは薄型・軽量に特化したモデルなので、
より無難なT460sも併せてご検討ください。

X1 Carbonの最新価格はコチラ(当サイト左欄クーポンをお忘れなく)