ThinkPad X13 AMD&FHD液晶モデルの長所・短所

【この機種の立ち位置】

コンパクト筐体にRyzen、インテルWi-Fi 6、優れた操作性など全部入り

②13.3型にして8コアRyzenのベンチ良好。スコアは4コアi5のキッチリ倍!
(Cinebench R20マルチ。メモリ32GBならグラフィックも独立ミドル並)

③冷却ファン安定して静か。コイル鳴きすらも無し
8コア構成ボディ表裏も最高で40℃台前半。モバイルじゃマシな方)

④選べるFHD画面はいずれも、用途を選ばない非光沢IPS
(色域も映像制作の現場と同じ、NTSC比72%謳う。タッチ有もガラス無し)

⑤長文うち楽しくなるキータッチ手離さずマウス操作できるトラックポイント
(殆どのアプリで横までスクロール自在。いずれもX1C上回る操作性)

⑥外部モニタへはHDMIから4K@60HzUSB-Cから5K@60Hz出力可

LTE内蔵も、最小構成から選べる

⑧米軍規格の頑丈テストなんか余裕でクリア

⑨各社フラッグシップ犇めく13.3″で、圧倒的実用度ながら税込10.8万円~
(実用最小構成。具体的には後述)

ノートだと13.3″は、フルHD一覧性を活かし得る最小画面です。
(100%表示して更にサイズ必要かは、使い手の視力や用途による)
ちなみに輝度300nitってのは屋内や日陰までなら充分な明るさです。

制限しない限りバッテリ駆動でも性能おちませんが、残念ながら
Ryzen 7(8コア)のピークパワー持久力はT14s(14型)に敵いません
待ち時間の長い処理を日常的に行うなら、排熱に余裕あるT14s一択です。

しかし世間では
「そこまでの創作活動はしない。ノート本体の発色も綺麗な方が良い
って人のが寧ろ多数派でしょう。

※:投稿時点ではT14s AMDカスタマイズにNTSC 72%パネルの予定はありません。

そういった一般の方が1台で完結するオールラウンドPCお求めなら
(4K時代の15.6″以下に外付モニタは避けて通れんので、その辺も考慮)
このX13 AMDモデル(お勧め構成は後述)の使い勝手はズバ抜けてます

勿論、持ち歩き専用として使えば性能も陳腐化し難いですし
5年以上手放せない相棒にもなり得ます。

X13、T14s、T14辺りのAMDモデルは選んだ構成で冷却パーツ増減しませんし、
X13なら低発熱&省電力なRyzen 3(それでも4コア)から選べちゃいますから、
画面さえFHD選んどけば最小構成も大いにアリ!

私なんかねぇ、解像度以外最小で買ったX200sを
ファン回らんの良い事に、あちこち手は加えつつ10年も使いましたよ

【その他、特徴】

〇ボディ素材は天板がグラスファイバ強化プラ、底面がマグネシウム+アルミ
(本体薄さ16.9ミリ。ラフに扱えてマウス不要なので1.28kg~は妥当かと)

〇ディスプレイは180°まで開き、使う姿勢も選ばない
(閉じたままでも排気が鈍らない13.3″以下ってのも貴重)

〇他社モバイルに比べれば、バッテリ容量も大きめ(48Wh)

〇65Wアダプタなら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(外付ドライブ多用するのにも65Wお勧め)

〇選べるキーボードは、配列が日/英 × バックライトが有/無の計4種
(一部の記号キー狭いが、キーボード交換できる構造はT14sにない利点)

〇microSDも読み込み速度など問題なく、内蔵ストレージ補える

〇選べるカメラは、いずれもシャッター付

〇指紋センサー搭載可

〇USB 3.1はフルサイズとType-Cが2つずつ
(フルサイズの1つ以外すべてGen2。Type-Cは電源で1つ、ドックで2つ使用)

【短所・注意点】

×内蔵スピーカーが、他社ビジネスモバイル並にショボい1W×2

△インテル技術のThunderbolt 3無し

△実用上は気にならんが、FHDでも表示品質には多少の個体差

300nitパネルはタッチ有無とも、
供給メーカーを3社以上確認しています。

まぁ本体10万円で広色域まで謳うノートは殆どありませんから、
この辺は企業努力を誉めるのが先でしょう。

300nit タッチ無しで納品されたAUOパネルですと・・
発色は色域sRGB 95.4%、コントラスト良好、実測輝度315cdでして、
ギラ粒なく輝度おとしてチラつかないので目も疲れ難いです。

代わりに、激しいシーン(笑)だと僅かに残像でるので
それぞれのパネルで細かい得手不得手があります。

Ryzen 7(8コア)構成はアイドル時も消費電力が高く、バッテリ持ちに不利

FHD 300nit タッチ無しで情報収集して8.5時間って所です。
バッテリ重視ならRyzen 3(4コア)や中間的なRyzen 5(6コア)が狙い目です。

【直販でのお勧めカスタマイズ】

この機種は本体注文後にメモリ容量を変更できませんが、
Ryzen 3だとメモリ8GBのみ、メモリ32GBだとRyzen 7のみって制約あるので
基本的な選び方は

バッテリ持ち重視+据え置きPC別途ある⇒Ryzen 3
外付モニタなど繋いで広範囲に⇒Ryzen 5+メモリ16GB
グラフィック性能をフル活用⇒Ryzen 7+メモリ32GB

となるでしょう。

NVIDIAじゃないのでCUDAこそ使えませんが、
メインメモリ16GB以上ならローエンドGeForceには楽勝です。

実用最小構成は項目順に

Ryzen 3
・メモリ8GB
・SSD 256GB(使い倒して応答性が悪化しない最低ライン)
・FHD 300nit タッチ無
・指紋センサー
・日本語キーでバックライト無
・イーサネットアダプタ無(後述)
・65Wアダプタ

とやって、投稿時クーポン適用の税込が10.8万円です。

上記「バッテリ重視+据え置き別途」の人なら
ココからスペックアップ検討するにしても

・タッチパネル
・キーボードバックライト

位が精々でしょう。

タッチ無⇒有はTシリーズより差額が大きいですが(プラス1.3万)、
ガラス無く視認性が変わらないので単純に付加価値って認識でおk

「実用最小」からRyzen 5+メモリ16GBへ変更すると同12.5万円で、
上記「広範囲に」使いたい人の最適構成です。(SSD容量はお好みで)

実はココからRyzen 7への変更は5千円しか掛かりませんが、
X13はバッテリ容量がTシリーズ程じゃないですし
Ryzen 7に飛び付いちゃうと採点表の通り、失うモノもデカいです。

加えて32GB構成となると、メモリの相場変動もろに受けるので
本体価格ご紹介は割愛します。

あと、メーカー含めて営利サイトじゃ触れんと思いますが(笑)
カスタマイズだとデフォで選択されてる「イーサネットアダプタ」、
コイツぁ外して下さい。

そもそも有線LANが蟹製なので今時、有線を必要とするお人には
型落ちインテル版のが色々と無難です。

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