ThinkPad X1 Extreme / P1の長所・短所

【この機種の立ち位置】

15.6型なのに本体1.7kg~(4Kタッチすら1.8kg~)

X1EがGeForce 1050Ti(ノート用)、P1がQuadro搭載

4KタッチはAdobeRGB比100%の鮮烈な発色、HDR対応の超絶コントラスト

④内蔵ストレージはM.2×2(RAID可)まで

4K+6コアCPUQuadro P2000でもバッテリ持ち9.5時間(JEITA 2.0)

⑥米軍規格を余裕でクリアする頑丈ボディ

⑦15.6型ながらテンキー非搭載で、ホームポジションほぼ中央

順に補足して行きますと、本体の薄さは天板込みで
フルHD版が1.84センチ、4Kタッチ版が1.87センチです。

グラフィックの②ですが、P1のQuadroはP2000かP1000選べ、
X1EのGeForce含めて全てグラフィック専用4GBですから
最早、出来ない用途さがす方が難しいレベルです。

CPUも6コアまで選べますが、様々な冷却対策が施され
(2基あるファン形状、その取り付け角度、放熱し易いアルミ底面、
ネジ穴に断熱材、排熱のリサイクル防ぐゴム脚など)、
薄型で防塵っていう2つもハンデありながら
高負荷でもピークパワー落ちません

パーツ温度を監視してギリギリまでパフォーマンス引き出したり
逆に冷却ファン音おさえたりのモード切り替えも
タスクバーの電源アイコンから一発で出来る手軽さです。

4Kタッチ選べるって③ですが、
4Kでも200%表示ならフルHDの100%と表示サイズ同じですし、
その場合でも美文字やサムネ画像のクッキリ感は段違いですから
モチベーション持続効果も含めて4Kの方をお勧めします。
(ただし4K動画で立体感まで味わいたいなら17.3型のP7x一択)

バッテリ持ちの⑤ですが、この機種の場合は画面解像度より
6コアCPUか否かの方がバッテリ持ちに影響する様なので、
出先で動画編集なんかやらんって人ならCore i5(4コア)選択する事で
4K搭載でも10時間越え(JEITA 2.0換算)が狙えます
僅か1時間で0⇒80%まで急速充電も可能です。

【その他、特徴】

〇天板はカーボン+グラスの強化樹脂、タッチパッドはガラス製
(パーツ繋ぎ目も他のThinkPadの2/3しか隙間なく、高級感抜群)

〇スピーカーは2W×2で音量充分
(Dolby AudioのパーソナライズでイコライザV型にすれば音質もマシに)

〇IRじゃない方のカメラは使ってない時、シャッターで覆える

〇4Kテレビに60Hz出力できるHDMI 2.0装備

〇USBはThunderbolt 3とフルサイズ3.1が2つずつ

【短所・注意点】

△設定にもよるが、空調すらない部屋じゃ静音とは言い難い

△薄型ノートじゃ珍しくないが、天板とじると排気口ほぼ塞がる

なので天板とじて外付モニタでの運用には向きません。
天板が180°開くのでモニタアーム下に置く方法もありますが、
基本的にはご自宅じゃP7xやデスクトップPC使ってる人が
出先用にも大画面ほしくて買い足す様なノートです。

△4Kの方はタッチガラスが結構、映り込む

一応、低反射処理されてはいるものの、
筆圧にまで対応ってなるとこんなもんでしょう。
視認性カバーするのに充分な輝度(最高400カンデラ)
ありますし、この位のが見栄え良いのも確かです。

この機種のフルHD(非タッチ)も粗悪品ではないですが
(発色はsRGB級で最高300カンデラ)、
今時フルHDじゃよほど目の悪い人以外
そもそも15.6型である必然性がありません

△薄型なので当たり前だがバッテリ交換は分解作業
(バッテリ交換まで含めた保証への加入も、本体購入後1年以内でおk)

△DVDドライブ非搭載

△P1だとXeonも選べるが、高発熱だし一般人にゃメリット無し

【直販でのお勧めカスタマイズ】

P1は「メモリー」が8GBから選べますが、
ビデオ専用4GB載ってるこの機種なら4K液晶選択でも
8GBで困るこた稀でしょう。1スロット空いてますので
独立モニタしたりで不足する様なら後から増設も可能です。

ストレージ関連ですが、
Raid設定を選択すると1st SSDと同じものが2ndにも追加されます。
RAID1は常時バックアップモードなのでデータ容量は1台分のままです。
RAID0は並列書き込みで高速化する代わりに
どちらか一方でも壊れたらアウトですし、ベースが高速なので体感差も微妙です。

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