ThinkPad T14 Gen 2(Intel)の長所・短所

【この機種の立ち位置】

道具としてに妥協ない14型モバイル

②マグネシウム骨格の頑丈薄型。米軍規格なんか余裕でクリア!
(薄さ17.9ミリ。骨格が肉厚ゆえ本体1.5kg前後は妥当かと)

キーボードは深いストローク、自然な姿勢、交換し易さ揃ってる
(マウス要らずなトラックポイントも従来どおりの操作性)

機種↓キーボード→ ストローク(mm) 自然な姿勢 交換し易さ
X1 Nano 1.35 △(狭いキー有) ×
X13 G2 1.5 △(狭いキー有)
X1 Yoga G6 1.5 ×
T14s G2 1.5 ×
T14 G2 1.8
E14 G2 1.8 ×
X1 Extreme G4 1.5 ×
T15 G2 1.8 ×(テンキー有)

④選べる画面すべて非光沢IPSで視認性良好(タッチもオンセル)

UHDはsRGB超える色域でコントラストも優秀。色調整レンズ付
(AdobeRGB 100%、最高輝度500cd仕様でHDRにも対応)

⑥一般的な事務作業くらいじゃ騒音は皆無
(冷却ファン動く用途でも音質は気になり難い)

⑦ユニ黒ダウンの羽すわない防塵。長期に渡ってメンテ不要

⑧最小構成から4G LTE選択可(+2万円弱)

画面は5種類から選べますが、
色域など無難なのはUHDFHD「省電力」の2択です
(いずれもタッチ無し)。

14型ノートに4K高精細は過剰ですが
発色、輝度、コントラストがバッテリ持ちより重要とお考えなら
迷わずUHDお選び下さい。

一方のFHD「省電力」はLG製、BOE製どちらかのパネルが搭載され、
いずれも最高輝度370cd(色調整後)と標準以上
ギラ粒や光漏れ無く、輝度50%以上ならチラつきもありません。

色域も悪くない(sRGBでBOEが92%、LGが95%)ですが
「省電力」の宿命か、動画の激しいシーンで僅かに残像ありました。

ちなみに
未だ(micro)SDカードスロット残すメインストリームThinkPadは
このT14が最小・最軽量です。

無線LANは勿論、インテルWi-Fi 6ですが
T14 G2でもAMD版の日本向けはインテル無線なく、
瞬発力もRyzenはCore i 程じゃないので
G2世代のT14はインテルCPU版一択です。

【その他、特徴】

〇外装は天板、底面とも50%グラファイトな強化樹脂

〇スピーカーは中高音が中心だが、悪くはない(2W×2)

〇バッテリ実駆動は「省電力」画面で10時間弱UHDで7時間弱
(輝度150cd時。輝度最大でそれぞれ8H弱、5H弱。容量50Whは標準的)

〇65Wアダプタ(非スリム)なら1時間で0⇒80%まで急速充電可

〇外部モニタへの60Hz最大はHDMI 2.0から4K、Thunderbolt 4から5K

〇メインメモリは固定側が8GB or 16GB、変更できる側が32GBまで
(変更側にメモリ積まんとIris XeがインテルUHD動作に制限される)

〇USBは3.2フルサイズとThunderbolt 4が2つずつ
(後者は電源や専用ドックと兼用)

〇指紋センサー搭載可(電源ボタン一体式ではない)

〇選べるカメラはプライバシーシャッター付

【短所・注意点】

△瞬発力に優れる一方、エンコなど待ち時間を要する処理は苦手

排熱は1サイズ画面の大きいT15 G2と違ってギリギリです。
ThinkPad独自の電力配分により、Cinebench R15マルチのi7スコアは
電源接続なら他メーカー平均を1割も上回りますが、
長距離走のR20マルチとなると息切れして逆に1割低いです。

GeForce MX450は専用メモリ2GBあるので
搭載を選択すればマルチモニタに有利ですし
T14でもベンチ自体はAMD版グラフィック上回りますが、
i7やGeForce「必要とする」用途をノートでご予定なら、
T15が最も近いお勧めです。(持ち歩き不便なら使い分けるしかない)

しかしT14もパームレスト熱くなりませんし、排熱に不利な
薄型コンパクト筐体+肉厚な骨格+防塵
といった要素も、込み入った用途に使わなきゃ
広い守備範囲を可能とする頼もしい味方です。

△SSDにPCIe 4.0の選択肢あるが、完全対応じゃなく速度は活かせない

活かせた所で体感できる程じゃなく、
PC作業のボトルネックはキー入力なのですから、
そこ得意とするT14 G2が「捗るPC」である事に疑いの余地ありません。

ストローク1.8ミリは
TシリーズでもこのGen 2が最後かも知れませんので、
操作性重視の従来ユーザさんなら是非とも確保しておきたい1台です。

【直販でのお勧めカスタマイズ】

UHD画面えらべるのは「パフォーマンス・プラス」からですが、
他構成はダウングレード出来るので敷居が高い訳ではありません。

UHDのお勧め最小構成は「パフォーマンス・プラス」から

Core i5-1135G7+メモリ8GB×2+SSD 256GB
+CPU内蔵グラフィックのみ+指紋センサー
+日本語キー(ライト無し)+65Wアダプタ

とやって投稿時クーポン適用で13.3万円って所です。

一方、FHD「省電力」やCore i7選べるのは「プレミアム」のみで
「省電力」画面はi7必須な分、敷居が高いです。

FHD「省電力」のお勧め最小構成は「プレミアム」から
Core i7-1165G7とする以外は同上で13.1万円です。

これら最小構成から追加検討したいのは、それぞれ

・Win 10 Home⇒Pro
・キーバックライト(必要な人のみ英語キーも)
・4G LTE

辺りが精々です。

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