ThinkPad T15 Gen 2の長所・短所

【この機種の立ち位置】

良質な4K(UHD)液晶搭載でも12万円台~の15.6型ノート

肉厚なマグネシウム骨格ながら本体1.75kg~、薄さ天板込19.1mm
(UHD構成。外装は50%グラファイトな強化樹脂。米軍規格クリア)

③画面はいずれも非光沢IPS。視認性と一覧性を両立
UHDは200%表示お勧め)

Cinebench R20マルチのi7スコアは、他メーカー平均の2割増
(ThinkPad独自の電力配分&排熱の成果)

⑤騒音は、高負荷以外ほぼ無音。高負荷も気になり難く、安心の防塵
(高負荷×長時間でボディ熱くなるとしても、底面奥が精々)

長文を打つのが楽しくなるキータッチ
(未だストローク1.8mm&交換し易いキーボード)

ホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」
(ThinkPad共通。殆どのアプリで横スクロールまで可能)

4G LTE搭載も、無理なく選べる
(メモリ16GB~、SSD 512GB~の直販「パフォーマンス・プラス」で2万増)

4K高精細も15.6″ともなりますと、200%表示で
文字の滑らかさ、サムネ画像のクッキリ感が際立ち
ぶっちゃけ、フルHDには戻れません
(4K動画みる用にワザワザ買うなら17.3″欲しいですが)

この機種の4K(UHD)
最高輝度が実測590カンデラと猛烈に明るく
色域はAdobeRGB 85%(sRGB 99%)と鮮やかで、
黒表現もシッカリしておりコントラスト優秀です(HDRにも対応)。

ギラ粒なく輝度さげてもチラつかず、バックライト漏れ少ないので
暗い所でも目が疲れません
UHDパネルは1社供給ゆえ個体差なし)

画面は180°開くので、当機のキーボード使いつつ
モニタアームで外付モニタを正面に配置する事も可能です。

15.6″は「デスク代替」とも言われるサイズですが
実際に静音・排熱・保守性まで揃った機種となると
ThinkPad Tシリーズ以外に殆どありません

ThinkPad Tなら14型でも
モニタ外付でデスク代替できる時代が長らく続きましたが、
Ryzenに刺激されCore i 高性能化も一気に進んだ今季、
使い方選ばない排熱というと、このT15が最小です。

15型Tシリーズには、より高性能なT15gもありますが
本体3kg近く、値段も立派なので
それ行く位なら、姿勢がより自然なP17お勧めです。

【その他、特徴】

〇内蔵バッテリも容量大きめ57Wh
(実際はFHD構成でも8時間が精々だが)

〇65Wアダプタ(非スリム)なら1時間で0⇒80%まで急速充電可

〇スピーカーも音量・音質に目立った弱点なし
(2W×2。元々中高音中心だが、エンハンサアプリ等での伸びしろ有)

〇選べるカメラはプライバシーシャッター付

〇指紋センサー選択可(電源ボタン一体式ではない)

〇大画面テレビへ4K@60Hzが直接だせるHDMI 2.0装備

〇USBは3.2フルサイズとThunderbolt 4が2つずつ
(後者は電源や専用ドックと兼用)

【短所・注意点】

△GeForce MX450選べるが、Iris Xeからの性能UPは僅か
(専用メモリ2GBだしマルチモニタ向け)

△DVDドライブ非搭載

△この機種でFHD選ぶと発色が薄い
(パネル供給も複数社なので個体差あるが、sRGBで60%前後)

△Iris Xe動作にはメインメモリが最低16GB(8GB×2)必要

シングルメモリでインテルUHD動作なのは他機種も同じですが、
この機種メモリは固定側が8~16GB、取り外し可が8~32GBです。
まぁ4K前提なら16GBは無駄になりませんが。

△内蔵できるSSDが1つだけ。ココは下位モデルE15 G2に劣る

こっちはmicroSDあるの救いですが、直販SSD容量も
「パフォーマンス・プラス」以上じゃないと割高です。

カスタマイズ項目には「PCIe 4.0」の選択肢もありますが
完全対応してるT14s等と違って、4.0本来の速度は出ません。

しかし私なら、どのみち体感し難いPCIe 4.0より
体感できるキーストローク1.8mmを迷わず選びます。
(T14sなど多くのThinkPadが、既に1.5mm以下へ移行済)

最強クーポンでのカスタマイズはコチラ(レノボ公式へ)