ThinkPad E585 FHD液晶モデルの長所・短所
【この機種の立ち位置】
①見る角度によって色変化しない広視野角IPS液晶
②応答性(SSD)と容量(HDD)を両立するデュアルストレージ可能
③上記①、②を満たす最安級ノート
(低コストながら性能は劣らないRyzen採用。視認性重視な15.6型非光沢)
④激安モデルでもキータッチに手を抜かないのがThinkPad流
(高コスト品を載せられるのは、上位モデルが売れまくってるお陰)
⑤ホームポジションでマウス操作できる「トラックポイント」
(コレもThinkPad共通)
⑥アルミ天板を含めて薄さ2センチ足らずと見栄えも悪かない
(H社やD社の激安ノートに比べ、外装のシッカリ感も圧倒的)
【その他、特徴】
〇65WのACアダプタなら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(ポータブルなHDDや光学つなぐ人は余裕ある65W一択)
【短所・注意点】
×無線LANが蟹製、Qualcomm製いずれに当たるか運次第
(環境によっては外付の無線子機やら有線LANのが快適)
×上位のTシリーズ等よりショボい1.5W×2スピーカー
×指紋センサー選べない
△バッテリ交換は分解作業
△DVDドライブ非搭載
液晶パネルはFHDでも3社程度から供給を受けており
この競合によるコストダウンも、ThinkPad下位モデルが安い理由です。
なので表示品質には当然、個体差ありますが
いずれも色域はsRGB比60%前後、
下げた輝度によって微かにチラつくタイプと思われます。
まぁ国内メーカーと言えど下位モデルにゃこのレベル光沢武装するだけですから
パネル自体が特に粗悪って訳でもないのですが、
用途えらばない高品質パネル採用の最安ThinkPad(T480 WQHD)とは
同等構成(E585はRyzen 5)で4万円しか差額ないってのは迷い所です。
T480は14型ですが、14型以下ThinkPadにはテンキー無く、
ホームポジション中央なので作業中の視認性は必ずしも劣りません。
(15.6型の高品質パネル最安はT580 4KでE585とは7万円差)
E585の注意点としては、
排気口がディスプレイ開いた付け根に位置するので
天板とじたままじゃ性能を発揮しないってのもあります。
今時の薄型ノートなら珍しくないこの排気レイアウトも
ThinkPad上位のTシリーズだと、デスク代替をも守備範囲にしてる為、
採用例ありません。
Eシリーズ最大構成とT最小くらべても
Tの冷却ファンのがEより少ない回転で風量かせげます(羽ボリュームの違い)。
マトモなノートがこんな値段で買えちゃったよwってEに目が行くのは世の常ですが、
広く長く使おうって人が最初からT買わないのは唯の無駄使いです。
【直販でのお勧めカスタマイズ】
「ディスプレイ」でFHD選ぶ以外のEシリーズお勧め構成です。
「プロセッサー」は、Ryzen 3(2コア)⇒Ryzen 5(4コア)で
結果としての差額1万円ですし、
動画を好きなシーンでカット編集したい場合に
待ち時間が半減するのは魅力です。
「メモリー」は4GBでも動きますが、
グラフィックに別途メモリ無いこの機種なら
8GB(4+4)までの上乗せも体感効果は確実です。
「ソリッド・ステート」は
256GB以上なら並列アクセスの高速応答も期待できますが、
そこまで贅沢すると上位機種との差額率が減ってしまいますから
データ容量をHDDで稼げるこの機種なら128GBが一般的でしょう。