ThinkPad T14s AMDモデルの長所・短所
【この機種の立ち位置】
①Ryzen+インテルWi-Fi 6採用のオールラウンド・モバイル
②8コアCPUをも飼いならし、今ある構成で本体1.33kg~
(制限しない限り、バッテリ駆動でも高性能ぶり変わらず)
③フルHD一覧性が活きる14型、視認性に優れる非光沢IPS
④外部モニタへはHDMIから4K@60Hz、USB-Cから5K@60Hz出力可
(Ryzen 7+メインメモリ32GBならグラフィック性能も独立ミドル並)
⑤情報収集、文書作成、動画再生までならコイル鳴き含めて騒音は皆無
(ファン回る用途でも静か。発熱も、今時の薄型ノートじゃマシな方)
⑥従来ThinkPadからの乗り換えでも違和感ない、優れた操作性
(X1Cと違いキーピッチ1.8ミリ近くあるし、トラックポイントも妥協なし)
⑦天板込の薄さ16.7ミリ、バッテリ容量57Whいずれもハイレベル
(大画面なのでもっと薄く感じる。JEITA 2.0はRyzen 5構成で14.9時間)
⑧LTEも最小構成から選択可
⑨米軍規格の頑丈テストも余裕でクリア
⑩実用最小構成(後述)で税込12万円切り
ノート性能でもインテル勢に水を開けたRyzenが
勝負価格で挑む最後の年になりそう
Ryzen 7(8コア)はT14(廉価版)やX13(13.3型)でも選べますが、
ベンチマークじゃ測れない
本物のピークパワー持久力お求めなら、このT14s一択です。
ダウンジャケットから抜けた羽など吸い込まない防塵が
他社ノート新品時よりも冷却のハードル上げてますが、
このT14sは高負荷時(即ちインテル版の2倍の能力を発揮してる最中)
もボディ表裏を40℃台前半までに抑えます。
HDMI 2.0や5K出力もありますし、
本体ディスプレイ閉じて使っても排熱は鈍りませんから
大画面の外付けまで終始一貫、スマートです。
という事で、作業面に関しては
1日中エンコ、ゲームといった極端な場合を除き
最早、タワーPCに出番を与えません!
インテルCPUのモバイルThinkPadと比較すると・・
T14s AMD版の優位は主に4点
・処理性能(エンコ時間の短縮+グラフィック)
・操作性(充分なキーストローク+ボタン識別し易いトラックポイント)
・microSD有
・4K@60HzがHDMIから出せる
です。
【その他、特徴】
〇素材は天板こそ強化プラだが、底面はマグネシウム
(天面はThinkPad伝統のピーチスキンじゃなく衛生管理し易い)
〇選べるキーボードは、配列が日/英 × バックライトが有/無の計4種
〇65Wアダプタなら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(外付ドライブ多用するのにも65Wお勧め)
〇microSD読み込み速度も問題なく、内蔵ストレージ補える
〇カメラはいずれもシャッター付
〇タッチ式の指紋センサー選択可
〇USB 3.1はフルサイズとType-Cが2つずつ
(Gen2はType-Cの1つだけ。Type-Cは電源で1つ、ドックで2つ使用)
【短所・注意点】
×スピーカーが、他社ビジネスモバイル並にショボい1W×2
△インテル技術のThunderbolt 3無し
Ryzen 7(8コア)構成はアイドル時の消費電力が高い分、
Ryzen 5(6コア)やインテル構成よりバッテリ持ち短いです。
しかし短いと言っても、モバイル用途に絞りゃ10時間前後ですから
3年以上経った機種からの買い替えで懸念する程ではありません。
【直販でのお勧めカスタマイズ】
「メモリー」は
・据え置きPC別途ある。ゲームもしない⇒8GB
・4Kモニタ繋ぐ⇒16GB
・グラフィック性能フル活用⇒32GB
って感じですが、T14と違って本体注文後は容量を変更できませんし
価格差あるのでココは各自、将来まで見越した決断が必要です。
(ThinkPad Tシリーズはホント、長持ちしますから)
「ディスプレイ」は「250nit、マルチタッチ非対応」って奴には
暗すぎる個体が多々あります。この機種のタッチパネルにはどの道、
ガラスありませんから「300nit、マルチタッチパネル」お勧めです。
X1C程の広色域じゃないにしても300nitの方なら、
EやLといった底辺シリーズThinkPadのガマン液晶とは一線を画します。
そんなこんなで実用最小構成はカスタマイズ項目順に
・Ryzen 5
・メモリ8GB
・SSD 256GB
・FHD 300nitタッチ
・指紋センサー
・日本語キーでバックライト無し
・拡張コネクタ無し
・65Wアダプタ
とやって投稿時クーポン適用で税込12万円切りです。
コスパ崩れない範囲でのスペックアップは上記構成から
・Ryzen 5⇒Ryzen 7
・メモリ8GB⇒16GB
・キーバックライト無⇒有
が精々で、同じく14万ちょっとです。
しかしこの機種の完成度からすれば、メーカー戦略に乗せられて(笑)
メモリ32GBや大容量SSD行っても、使ってくウチに納得させられるんじゃ
ないでしょうか。
お志に良い道具が噛み合えば、生活レベル向上は約束されたも同然ですから!