ThinkPad T490の長所・短所

【ご注意】このT490も2020年春までは最新モデルです。
T495の解説は「変わり種に興味ある方」のみお読み下さい。【ご注意終】

【この機種の立ち位置】

14型、米軍規格の頑丈設計で本体1.5kg前後

マルチモニタ捗るGeForce MX250(専用2GB)選択可

③選べるWQHD液晶は広色域+Dolby版HDR対応の鮮烈な発色

LTE選択可(カスタマイズ項目でWQHDかFHDタッチが前提)

⑤2W×2の高出力スピーカー

24時間稼働すら可能な耐熱・防塵設計

14型ThinkPadには更なる軽量薄型を誇るT490sX1Cもありますが、
上記②、⑥中心にデスクワークで最も頼りになるのが
このT490となります。

T490の冷却機構はGeForce有無で異なりますが、
有でもGeForce用に熱伝導パイプが追加されるだけで
根本の冷却能力(ファン周り)は共通です。

冷却ファンは羽の枚数などT490sより強化されてますから、
GeForce不要でも精々ホームモバイルって人なら
このT490が最適です。

WQHDは実測最高530カンデラと猛烈に明るい高コントラスト画面で、
発色も現実世界の色味(sRGB)は100%カバー、
写真向け色味(AdobeRGB)も89%と現行ノート最高レベルの鮮やかさです。
ギラ粒なく輝度下げてもチラつかず、目も疲れ難いです。
パネル供給もAUO限定で個体差ありませんから自信もってお勧め出来ます。

14型としては画素数も絶妙で、125%設定なら

・表示領域は2,048×1,152px相当とフルHDより広い
・表示サイズは13.3型フルHDの100%とほぼ同じ
・25%の余力は文字の滑らかさに還元

と、使い勝手は全方位的に優れます

難点は下品な動画(笑)だと僅かに残像でるのと、
同じくHDR謳うT590の4K(15.6型)と違って光沢画面なので
映り込み軽減する為に

・白背景アプリ使う
・輝度を上げる
・ディスプレイの角度調整

等の対処が必要です。

ちなみにこのWQHD選んだ時が最も軽く、本体1.44kgです。
最安パッケージで何故か選べない以外はカスタマイズ制約もありません。

その他に選べる液晶は・・
覗き見防止付「Privacy Guard」(FHD非光沢IPS、INX製パネルで後日追加予定)
以外は表示品質が芳しくありません

天板は180°まで開きますから、机で使う時には
T490のキーボード上に
モニタアームで外付モニタ配置する使い方も可能です。
(4K@60Hz出力サポートはThunderbolt 3経由のみ)

TシリーズなどThinkPad上位機種は、
成人男性が誤って靴で踏んでも壊れない天板やら
キーボード排水など揃ってて持ち運びにハードケース不要ですし、
トラックポイントに慣れればマウスまで不要になりますから
可搬性もスペック以上が見込めます。

4K大画面なしに今時のメインPCは務まりませんが、
外付モニタ併用が前提でしたら守備範囲の広さで
このT490に敵うPCはありません
(GeForceなどdGPUと、LTE同時に選べる機種自体が珍しい)

【その他、特徴】

〇本体薄さは天板込で1.89センチ
(天板、底面とも50%グラスファイバーな強化樹脂)

〇WQHD+GeForce構成でもモバイル用途なら8時間余裕なバッテリ
(ちなみにGeForce無し+FHDのJEITA 2.0で13.7時間)

〇65Wアダプタなら1時間で0⇒80%まで急速充電可
(ポータブルなHDDやDVD多用するのにも65Wお勧め)

〇カメラはいずれも、使わん時にシャッターで覆える

〇指紋センサー搭載可

〇USB 3.1はフルサイズとType-Cが2つずつ

Type-Cの内1つがThunderbolt 3でもう一方は電源兼用です。
Thunderbolt 3あるノートなら社外品のドッキングステーション利用でも
帰宅後に電源や周辺機器との一発接続は可能ですが、
ThinkPadでの動作保証ある純正ドックは多数ありますから
世界戦略機はその辺の安心感まで別格です。

〇メーカー保証の延長は、本体購入後1年以内でおk

【短所・注意点】

△前モデルT480と違ってHDD載らない

【お勧めカスタマイズ】

「ハード・ディスク・ドライブ」の項目はSSDしか選べません。
256GB以上なら体感速度に大差ないものの、
ThinkPad Tシリーズなら5年以上使える事を期待しちゃいますから
SSDも長持ちさせる為に常に1/3以上の空き領域が望ましく、
容量はデカいに越した事ありません

キーボードは英語配列も選べますが、
この機種に限らずEnterキー横長なので
日本語変換での操作性はシビアです。

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