HUAWEI Mate 10 Proの長所・短所

(日本版カラバリは背面ガンメタ+画面枠黒もあります)

【この機種の立ち位置】

6型でファーウェイ最上位のSIMフリースマホ

LTE×2の待ち受けが可能。しかも防水・防塵
(ただし以下に注意事項あり)

◎2,160×1,080px画面で発色、コントラストとも鮮烈

◎背面カメラはライカ製でデュアルレンズ

メインはスマホ最明レベルのF1.6レンズ、
セカンドはモノクロレンズで明暗を識別します。
広角レンズと切り替えて使うタイプのデュアルと違って
奥行ある写真が撮れますし、撮影後にピント位置も変えられます

◎本体薄さ7.9ミリながら、ZenFone 4 Maxに次ぐ特大バッテリ
(4,000mAh。付属の充電器なら30分で0⇒58%まで急速充電可)

【その他、特徴】

〇背面は7層にも及ぶ塗装で映り込み&高級感パねえ

ゴリラガラス画面ですが普段使いできる様、
保護フィルムも最初っから貼ってあります。
クリアケースも同梱され、この辺は親切です。

〇USB Type-C⇔HDMI変換アダプタ買い足せばテレビ等にも出力可

〇最初からAndroid 8.0で手間いらず

【短所・注意点】

×ドコモ回線のVoLTE、au回線に至っては通話そのものに非対応

なので通話音質に拘る人だと
LTE×2の待ち受け出来ても実用性は限られます。
ハードウェア的にグローバルモデルそのまま投入してるせいか、
ソフトバンクVoLTEには対応してます。今の所、
au回線ではアプリ通話のみと覚悟した方が無難です。

△有機EL画面なので野外では視認性が良くない

投稿時点で有機ELのWindowsタブレットは存在しませんが、
この機種が高価だからってWinタブの様に何年か使おうとすると
画面の焼き付き発生して見栄え悪くなる恐れもあります。

TVの様に動画しか表示しないってんなら数年は大丈夫でしょうし、
情報収集は別機種でやるとか役割分担するだけでもリスクは
かなり減るハズです。

×イヤホン端子なし

USB Type-C⇔イヤホン変換アダプタは同梱されてます。
対応イヤホンならハイレゾ再生も可能です。

×SDスロット無し
(内蔵ストレージが128GBもあるので、写真ためなきゃ問題ないが)

△指紋センサー背面なのは仕方ないが、机上からロック解除は面倒

△画面サイズ的に無理ないが、本体178グラムは電話としちゃ重め

×おサイフケータイ、赤外線、TVチューナといった機能なし

△プロセッサが自社製Kirin

メモリ6GBの恩恵もあるとは思いますが、
普通に使う分には応答性、省電力とも優秀です。
しかし高負荷ゲームはスナドラに最適化されてて不利なのと、
高音質Bluetoothのapt-X(Qualcomm技術)に非対応なのが
取り合えず痛いです。

スマホ初のAIプロセッサってのがウリですが、かなり広義のAIです。
蓄積されたデータを元にカメラで捉えた絵が犬か猫か判別して
撮影モードに反映しますが、こんなんじゃ恩恵が解るハズもなく・・
ただ、使い倒した時に遅くなり難いそうなので1年、2年と使えば
このプロセッサ採用したメリットは感じられるのかも知れません。

今やスマホの差別化を担ってるカメラ機能ですが、
スマホ以外に目立った実績の無いファーウェイが
ライカの権威にすがったのは正解です。

仕様だけじゃ解らない使い勝手ってのは、
どの世界にもあるからです。ノートPCも同じです。

「働き方改革」で日本でも今後は
仕事用PCを自前で用意する人が急増するハズですが、
ノートで失敗したくない人は「これで5年戦える」から選んどけば
間違いありません!